■5/19(2日目)
ボローニャのレミダ訪問
中心から車で20分ほどの郊外。
市から提供された、古いアパートメントを改修した空間を活用。
素材ルーム+3つのアトリエがありました。
若いスタッフによる2つの団体の自主運営。
個人・団体利用が可能であり、研修、ワークショプ、請負業等を行っているそうです。
施設の説明、紹介と素材の体験。
素材の陳列棚、その他の什器や装飾は、最低限必要なもの以外は端材で作られているそうです。
美しくデザインされた空間、素材の陳列。収納。
創造を掻き立てる場の演出、作品展示、小道具の配置など、創意工夫溢れる場になっています。
光の部屋
それぞれ、自由に素材で遊べるようになっています。
インスピレーションが掻き立てられるための、本、小道具もおかれています。
簡単なワークショップが行われました。
1、 今回のテーマは‘紙’さまざまな紙の素材の中からを好きなものを選び、自由に創作。
2、 レミダにある素材・パーツのポストカードを使った、お話づくり。
レミダのことを知ってもらうためにつくられたポストカード。
そこに、各自の自由な表現を足していきます。いろんなストーリが生まれ、楽しかったです。
近々、この施設は、引越しをするそうです。
今度は畑のある、もう少し大きなところ。たくさんの素材を移動するのは、想像するだけでも大変!
市から借り受けている場だけに、その都度どうなるかわからない。
そんな不安も抱えながらの運営ということです。
常勤スタッフは少なく、プロジェクトごとに外部スタッフが関わっているそうです。
レミダの素材が、ユニークな作品を生み出す。人々の想像力、創造性をサポートする。
ここはまるでマテリアルの森。
多様ものが存在する場は、いろいろな可能性が生まれ、創造力が掻き立てられ、コミュニケーションも弾み、本当に面白いです。
ちょうど、3年前、2011年京都で開催した「あそなびフェスティバル」を思い出します。
いろんなところからいろんな素材を集め、空間づくり。
楽しかったなぁ~。ひとりひとりの感性がいくつも重なり、また刺激しあい、その場の空気が温まっていく。何かが創造されていく。自然に湧き上がるそのエネルギーがなんとも心地よかったです。
我こそはという方は、ぜひ!こんな場をつくってください。
放置されている場、空間をぜひこのように有効活用してはいかがでしょうか。
(byかとうゆみ)