仲間


「こども」は未来。こどもが、どう成長するかによって未来の社会はつくられます。わたしたちは、アートの視点から、ひとりひとりのこどもが、未来に向かってイキイキと輝いて生きられるためのお手伝いをしたいと思います。また、いまを生きる「こども」の存在を通して、すべてのひとの内にある「こども」と向き合うことから、自発的に生きる力の源、豊かな感性、発想、その存在や価値をみつめ直すことで、心豊かなくらし、まちの元気、新しい社会をこどもとともに想像・創造することをめざします。

加藤 ゆみ(かとう ゆみ)NPO法人こどもアート 理事長


仲間のみなさまから、こどもアートへの想いやメッセージを頂きました。

こどもアートに寄せて

「広場に杭を立てよう、花を飾ろう、そこは祭になる」と、かつてルソーは言った。アートは、杭であり、花であり、祭り。しかもそれは、移動祝祭日ということだ。だから子どもたちは、アートが好きだ!だからアートも子どもたちが好きだ。アートは、子どもたちの真の友人、愉しい応援団、そして、過去も現在も、未来永劫、子どもたちの守護神なのだ、と思う。
目黒 実(めぐろ みのる) 九州大学 / 特定非営利活動法人絵本カーニバル

こどもは、はじまりと未来。こどもは生まれながらにアーティスト。好奇心、遊び心、邪気がなく、未知で、未熟で、生きるカオスのエネルギーに満ちている。社会の中でこどもの存在が、人間の起源と未来を見据えるために、今、新たに発見されようとしている。こどもは地域や社会の種、シーズ!こどもアートは、この種を暮らしの中で育みます。
水野 哲雄(みずの てつお) 京都造形芸術大学 こども芸術学科 学科長教授 / NPO法人こどもアート副理事長

こども+アート。とてもシンプルな取合せの中に、現代社会に欠乏しつつある「対話」や「絆」をアートの力で育もうとされるメッセージを感じます。文化・伝統都市、京都から次世代を担う若者たちが育つことを期待します。
片木 孝治(かたぎ こうじ) 株式会社応用芸術研究所 代表取締役 所長 / 京都精華大学デザイン学部建築学科 准教授
どうしたら持続可能な社会になり、暮らしが豊かになるのか?私にとって、アートとは、ものごとの本質にアプローチするインターフェイス。普段見ないものが見えてくる、見えなくなったことに気付く。人々の動きや活動がシンプルになる。世の中の「手詰まり感」を作り出している予定調和を突破する手段かも知れません。子どもは、子どもを通しての活動は全てがアート。子どもが大人を変え、大人が社会を変え、社会が子どもを育てる、といったスイッチにアートの可能性を感じます。
森岡 武(もりおか たけし)(株)地域計画建築研究所大阪事務所 第二計画部 計画主査 / 篠山チルドレンズミュージアム元館長              

災害で被害にあった地域では、大切なものを失い悲しむ人々が多くいます。それでも、その地域の子どもの笑顔や創造力が、問題を解決していく力になると考えています。子どもたちと共に創造し問題解決していきたいな。
西川 亮(にしかわ りょう)Co.to.hana代表理事 / デザイナー

子どもたちに遊び道具を与えるは必要ない。
必要なのは遊び場。それもとっておきの原っぱがいい。
その中には新しい驚きと遊びの素が一杯ある。
見たことのない自然。泥んこをこねあげ、枯れ木で何かをつくる。
滑り台になる場所を見つけ、樹にロープをかけブランコをつくる。
じきにみんなが参加できるルールを決めて新しい遊戯をつくりだすグループも出てくるだろう。それは創造行為であり、社会行為だ。子どもたちの未来がそこにある。
必要なものは、子どもたちのためのノーマンズランド-誰のものでもない場-
中西 忍(なかにし しのぶ) 建築家・アートプロデューサー / 電通 文化プロジェクト部 チーフプロデューサー   

アトリエがほっとできる場所だったらいいな。学校や家とは違うもう一つのところ。沢山話したいことがあるのなら、沢山聞きたい。上手く言葉で伝えられないことがあるのなら、絵や工作で思いっきり!それを見続けていたい。
すずきともこ 子どもの絵画教室 アトリエ・サジ主宰

アートとデザインという形式の違いこそあれ、こどもアートとこどもOS研究には、相通ずるところがあります。キーワードは、
「こどもから学ぶ・おとなが変わる」
楽しみや遊びゴコロで社会を変えたいですね。
川本 誓文(かわもと ちかふみ) 大阪府産業デザインセンター

あそなびが始まって半年。施設の中に、あそなびが根付いてきました。表現活動だけではなく、こどもアートの皆さんと過ごす、暖かい一時が、何よりの経験となっている様に思います。アートとハートの輪がこれからも広がりますように。
竹内 のり子(たけうち のりこ)母子生活支援施設本願寺ウィスタリアガーデン 保育士

自分自身がこどもとして、これから発達、発展、成長、変化、進化してゆくプロセスを老化ではなく、純粋化としてとらえることができる瞬間は、想いがけない発見や驚きや喜びという感覚を味わえる体験ができる。アートによって右脳的な遊びから活力と若返りを。くれよんラボはそんな可能性があり期待いっぱいです。
山本 篤子(やまもと あつこ) 花園和敬学園 保育士

子ども達にはアートも良いな。保育園で絵の先生をして思いました。塗りつぶしてしまった色の塊が『アイスクリームを、少しずつ食べて、全部溶けた』モノだった。という事が近くで話を聞いていると、解るんです。例えば、大きな地図を作ると、椅子や段ボール箱を車や電車に見立てて遊びが始まるので、あとは子ども達に聞いてみてはどうでしょう
丸山 桂(まるやま けい)ロケット探偵団 代表

「こどもが生まれ、おとなだけで楽しんでいたことができなくなってしまいました。こどもがいても、楽しめることは?答えは「くらし」を楽しむことの中にありました。より楽しめる場所、そこは里山でした。」
岩井 志乃(いわい しの) ことり舎

「障がいのある人もない人も、子どももおとなもみんな畑でアートしよっ!2010」を開催しました。地域の竹を使い、みんなで一緒にオブジェや楽器、おもちゃづくりを楽しみました。アートは、いつでもどこでも、すべての人が一緒に楽しめるすばらしいツールです。
亀井 友美(かめい ともみ)京都造形芸術大学こども芸術学科副手

『こども喫茶店』を開催するにあたり、地域の力を感じずにはいられませんでした。パン屋さんをはじめ、たくさんの地域の方とこども達と私たちの力が合わさり、ひとつの見えるカタチにできました。その中で私たちができる事は、その力を繋げる事や伝える事。こども達がもてなす喫茶店で器を手にし、そっと気付いてもらえたと感じています。
藤野 千咲(ふじの ちさき)京都造形芸術大学こども芸術学科卒業生

子どもたちが躍動する姿は、私たちが作りだす「あそなび」アートパフォーマンス総体のひとつです。
こども喫茶協力:北白川児童館

「竹で遊ぼう!」ワークショップを開催しました。現代のこどもたちは、のこぎりや竹などに触れる機会がほとんど無く、自分でつくる、竹を切るといった作業が新鮮に映るようです。里山を身近に感じてもらえるような活動を積極的に行っていきたいです。こどもアートとのコラボレーション、期待してます!!
上田 悠貴(うえだ ゆうき) NPO法人京都たけプロジェクト
必ず「日本」の風土と「くらし」のあり方を見直し、再発見出来る場になると思います。日本で生まれ育つこども達に、日本の自然から生まれた道具やモノ、祖先の智恵と出会ってもらいたい。そうすれば、もっと楽に呼吸が出来るこどももお母さんも増えるような気がします。
水島 亜紀子(みずしま あきこ)こども・わびしをり計画

築90余年の京都の伝統的町家に、こどもたちの靴が並んでいます。きちんと揃えて。こどもたちにとって非日常的な空間でありながら、障子や畳や掛け軸に、しっくりなじんでいきます。こどもの目線からアートが生まれる・・・そんなくらしが町家にはあるのです。
西村 和代(にしむら かずよ) 京町家 さいりん館 室町二条 / カラーズジャパン株式会社 代表

遊プロジェクト京都は、入口は遊び、出口は文化をテーマに活動しています。おとなもこどもも、わくわくドキドキの気持ちがとても大事だと思います。
高嶋 加代子(たかしま かよこ) NPO法人遊プロジェクト京都

HEARTのなかにARTがある。
じゃHEって誰なんだ?それは僕かもあなたかも
こどもと一緒にアートで遊ぶ。
リアルな喜びを感じよう。創造の力を信じよう!
森田誠二(もりた せいじ) NPO法人こどもアート副理事長 / 関西テレビ放送 CSR推進部専任部長

大人とは子どもに何かを与える確たる存在というよりも、実は非常に多くのものを子どもからもらっている。だから子どものためだけの活動ではなく、アートの活動をとおして、大人も一緒に癒されたり、楽しく元気になり、子どもと一緒に過ごすひとときの中で「楽しいね」と微笑あえる体験が子どもにも大人にも必要ではないか。心から安心し、愛され、ともに生きる喜びを感じる感性の体験。そんな幸せに生きるための心の術をアートと呼ぶのだと思う。それは子どもにも大人にも、生きるための心のエネルギーを与えてくれる処方箋となるだろう。
笠原広一(かさはら こういち)アート・コミュニケーション・デザイン

こどもが遊ぶ空間は、どこが最適なのでしょうか。もちろん、人それぞれ違っていて当然です。でも、遊園地など決められた行為による遊びと、原っぱなど何もない所での自由な遊びと、どちらがこどもにとって本当の遊びと言えるでしょうか。田舎はこども達にかけがえのない遊びの空間を提供してくれます。田畑で泥んこになるも良し、竹や木で物を創るも良し、川で水と戯れるも良し。田舎の空間を最大限に活かせる手段の一つ、それがこどもアートだと思います。
晴佐久 浩司(はれさく こうじ) はれプロ

こども達がアートに向きあうときのキラキラした景色は、いつも清清しい。
松宮 宏(まつみや ひろし) 小説家/大阪芸大短期大学部 客員教授/NPO法人こどもアート理事

アートは爆発だ。
金谷 一朗(かなや いちろう)科学者/NPO法人こどもアート理事

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