Archive for 2017

移民と文化の共生 THEATERSCHOOL in Nederland

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昨今、移民受け入れの本格検討が進められている日本、
そして、多くの外国人観光客の訪れなど、速度を増して、
私たちの暮らしやコミュニティにも変化が求められているように感じます。

オランダ・デンハーグにあるOnzewereld THEATERSCHOOL、
多様な民族・文化・宗教的、背景を持つ、37ものナショナリティを持つ、
こどもたちが通う公立の小学校に併設されているシアタースクールです。

6年前からはじまり、オランダの新しい文化に触れる経験、相互理解、
多様な背景を持つ人々どうしがどのように社会の中で共生していけるのか、
現代的なアートをツールとしてその可能性を探る試みがなされている実験校。

https://www.facebook.com/OnzeWereld/
XL-Talent op Basisschool Onze Wereld
http://www.onzewereld.net/




私たちは、このオランダの現場、事例を通して、
移民と文化の共生についての学びを広げられたらと思い、
シアタースクールのディレクターのGer Van Dijke(作曲家)さんと
Exchangeのプログラムを検討しよう!ということになりました。


このシアタースクール、創設当初は、少人数でスタートしたそうです。
今では大人気、しかし受け入れ人数が限られ、
毎年9月にオーディションを設け、週4回放課後に約60人のこどもたちが、
グループに分かれ多彩な演劇体験をしています。

ステージ、照明、音響機器など、プログラムの内容は、本格的。
先生たちは、作曲家、ダンス、ドラマなどの専門家、3名体制。

ディレクターのGer Van Dijke(作曲家)さん。
こどもたちと一緒に舞台や音楽をつくったりするスペシャリスト。総監督。
タマラさん ダンスや演技・振付指導。
テオさん テクニカル(記録・編集など)な部分を担う。

制作~練習~本番まで。年に2回、発表会が行われています。






今回、‘2017年1月~3月までの約3ヶ月、6月の2週間。
exchangeプログラムのためのリサーチに手をあげてくれたアーティスト
 市川まやさんのインタビュー、振り返りを少々ご紹介します。

多様な民族のこどもたちに、世界のコテンポラリーアート?!
予測不可能な現場で何が起こったのでしょうか。




(写真提供:まやさんの欧州滞在 in ベルギー)


まやさん:

「もうこなくていいよ。」

突然、こんなメールが届きました!

オーディション~練習~本番まで、約6カ月間、
このシアタースクールで経験を積む意気込みで現場に飛び込んだはずなのに。

「なぜここにいるんだろう?」

「なぜ、何のフォローもないんだろう?」

オランダ語がわからない。現場で何をしてよいのかわからない。私の役割は一体何だろう?
私が登校拒否になるくらいまで落ち込み、日々苦しくなっていたころの出来事でした。

こどもたちの本番までの全てのプロセスを、見届けたかった。
怒りと悔しさと、情けなさ。途方に暮れた瞬間でした。

ついに、この学校での経験は、3ヶ月ほどで終わってしまいました。



 

こどもたちは、オーディションを経て、A・Bの2つのグループに分けられ、
6ヶ月後の本番に向け、それぞれ演劇に取り組んでいました。

Aグループ⇒月・木 まったく演劇素人 こどもたち同士の仲がよい。遊びで盛り上がる。
Bグループ⇒火・金 このシアタースクールを以前に経験したことのあるこどもたちがいる。

 今回は、この2つのグループ間に特徴があり、演劇レベルにも大きな差があったようです。
Aグループの仕上がり具体があまり芳しくなく、
ディレクターのGerさんは、テコ入れをしないといけない!発表の時期までになんとかしなくては。
現場の焦り、ささやかな緊張感もあり、待ったなしのこどもの現場。
こどもたちをまとめるのに精いっぱいの様子でした。

やがて、Gerさん、タマラさん、スタッフ同士の会話は、だんだんと英語からオランダ語一色に。
私への説明は、事後報告のみ。スタッフ同士の会話に参加できなくなってしまいました。
フォローなどは、ありません。こちらから、アクションを起こさないと何も無。
みなさん、それぞれ学校以外の生活も忙しそうで。







まやさん:

私が学校に通いはじめた2017年1月は、
こどもたちは、2016年9月のオーディション~前期パフォーマンス(9月-12月)冬休みを経て後期に入っていました。はじめは、台本なしのウォーミングアップ、それはおもに遊びの時間でした。

私は、この時期にワークショップをする機会をもらいました。
日本的な視点でちょっと雰囲気の違うものを提案してみたく、
場がシーンとするような、『静の時間をつくる』導入を試みました。
しかし、こどもたちは、全く聞いてくれなくて、「静」どころか大騒ぎ、大失敗!!
切り替えをして、日本のラジオ体操を紹介したら、
「もっとポップな曲を」と提案され、別の日の違うグループにはなんとか受け入れられました。
日本人的な感覚は、まったく通用しません。

私のやりたいことをもっと思い切りやりたかった。
しかし、練り上げるまでの機会は、もらえませんでした。

このシアタースクールはどちらかというと目標達成型。
発表会を目標に、厳しいけれど、何とかそれを乗り越え、舞台でスポットライトを浴びる。
文化的な経験をすることを目的とする。
成長や成果を見える形で提示・発信する。
トレーニング的、「ピイッーー」笛を使って、こどもたちをまとめるシーンには、驚きました!

 もちろん、指導者の方もアーティストとして活動されているので、
その限られた時間の中でどのようにこどもたちの自由な表現を導けるか、
配慮は感じましたが、そこまでのゆとりはなさそうでした。

私は、自由に表現する歓びや心と身体の爽快感、アートをツールに思いを発散する。
それぞれが心から楽しみダンスをする瞬間。
こういうところも大事にしたいなとあらためて思いました。





どこをゴールにするか?



①    こどもでもこんなにできる!達成感と自信。大人の見方が変わる。
テオさんの記録や編集の演出がさらに輪をかける。成長・成果が見える形である。

②    なんでもありのアート 表現の自由、受容の感覚。
成果は見える形ではわかりにくい内なる部分。

わたしは、この両方を携え活動されている日本在住のダンサー北村成美さんを、
ここにぜひ紹介したいと思いました。
教育現場での理想と現実。どこでも変わらない課題なのかもしれません。




さて、1ヶ月すると今度は台本が用意され、練習がはじまりました。
オランダ語の台本。こどもたちはおおよそオランダ語がわかります。
年齢の違うこどもたちが交じり合っています。

 私は、友人にオランダ語のレッスンを受けながら、台本を翻訳し、練習に臨みました。
単語や発音が難しく、なかなか現場についていけません。
スタッフとこどもたちと練習に集中力が高まるにつれ、
どこでどう振る舞ってよいのか?どこにいたらよいのか?
中途半端に手を出すのも、、、こどもたちの意識が散漫に。
何をしてこの場にいてよいのかわからない。

なんでもよいので、せめて何か役割を作ってもらえたら。
雑用係でもなんでも。飛び入り参加の私の活用方法を、考えてください。
と積極的に意見できていたらよかったのかも。

でも、これは今だから言えることです。
私はしだいに居場所を失っていきました。

廻りのスタッフ・大人の顔色を伺うという、自分の臆病さにも出会うことになりました。
結局、お互いに腹を割って話ができないまま、この学校での活動は、終わってしまいました。

最後、本番直前(パフォーマンス前の週とパフォーマンス(5日間で全10回!!)の週)には、
参加できましたがその間のプロセスが全く見る事ができず非常に残念でした。






オランダの小学校にあるシアタースクールに行ける。夢のような話。
オランダらしく気軽に受け入れてくれたけれども、現実はとても厳しかった。
日常の中に入っていこうとすると言葉は必須。
まして、こどもの現場。何が起こるかわからない。

私には、ダンス・パフォーマンスがある。言葉の壁は超えられる?
超えられなかった無念の想いが、ますますその情熱を掻き立てることにつながりました。

 はじめは相手や環境を攻める気持ちが募りました。
それは、次第に自らを見直す、問う機会に変化していきました。

問題は、言葉の壁だけではないのかも?

結果として、exchangeを進めるにあたっての配慮のポイントがあらわになり、
大きな成果になったと今は思います。




かとう:ディレクターGerさんのメッセージは?

まやさん:

こどもたちを良く観察している。
一人一人の良さを引き出すきっかけを与えている。
ある男の子が、幅広い音域の声をもっていました。それに目をつけ、上手くそれを掬い上げ役割を作り出す。こどもたちに演劇の経験を提供したい。みんなで感動できる瞬間を。
Gerさんの存在からは、そのメッセージをしみじみと感じました。


かとう:その他、印象的なことは?

まやさん:

この学校は多様です。
「何か変!?どんどんこどもが萎れていく」
いつも歌も踊りも本当に上手で、イキイキ輝いて主役をこなす8歳の女の子。
この時は、ラマダンの時期(陽が落ちるまでは飲食をしない、1ヶ月)で、
彼女もそれを行っていたのです!
心配になり思わず近くのお店でお水と栄養ドリンクを買に走りました。

ラマダンとは?よくわからなかったので、アラブ系の店員さんに尋ねてみると「お水も栄養ドリンクもたぶんNGよ」。迷ったあげく、結局渡すことを控えてしまいました。

オランダの春から夏は、陽が長い。陽が落ちるのは夜の時間。
こどもたちが寝る時間。そんな直前にしか食事ができない。
いつも、こういうことは学校で問題だそうです。
ラマダンの時期、こどもたちは何も集中できないそうです。
家庭により在り方が随分違うそうですが、こどもにとっては過酷な様子。

しかし、本番、女の子は主役をなんとかやりきりました。
こんな出来事に触れるのははじめてで、宗教の違いに驚きました。

それから、太っているこどもが目立ちました。
屈伸運動ができないのです。
いつでもスナック、ジュースを食べてよい。好きな時に食べられる。
我慢や辛抱するというのは、日本の誇るべきところだと痛感しました。







そして、いよいよ本番の日。
私は、後半の練習部分には参加できませんでしたが、鑑賞に出向きました。
劇場という特別な場所、舞台。当日は照明が入ることで雰囲気ががらりと変わります。
緊張感も高まり、ここはまさに聖域。そこで踊れるというステータス。
人生のステージに、スポットライトが当たる。
みんなが憧れ、この活動が人気となるのもわかります!

そんな現場ですが、おしゃべりしたり、ざわざわ動いたり。
大人が、鑑賞する姿勢が問題だと感じました。
親自身がグローバルな文化的生活に距離があるかもしれない。
異文化が共生、融合していくことは、本当にとても時間がかかることだと思いました。


かとう:今度があるならば、

まやさん:

先生である、Gerさん、タマラさん、学校以外他の現場で何をしているか見てみたいです。
まやちゃんコーナーを持って、こどもからオランダ語を教わってみたい。
自分もこどもになって一緒に遊んじゃえ~!



(写真提供:まやさんの欧州滞在よりin オランダ)


 かとう:

市川まやさんは、exchangeのためのリサーチ、
日本人初、このシアタースクールの現場に飛び込み、
体当たりでいろんな経験をしてくれました。

exchangeをどう進めたら双方が有意義な経験ができるか?
こどもの現場に、外部のものが入る意味、役割、時間、内容、
現場の性質、習慣など。あらゆる要素を考慮し、exchangeという化学反応を期待する。
オランダ的なの気安さと無頓着さ、日本的なお人よしさ、思いやり。
諸々の条件を考慮し、施行錯誤しながらより有意義なカタチを目指します。

学生生活を終え、働きはじめると、なかなか時間を取るのが難しい。
渡航となればさらに。でも学びたい。世界をひろげたい。
短時間の中でいかに有意義な時間をともに共有できるか?相性もあります。
どんなことがあっても何か得てくる!という強い意志も必要ですね。

『自己責任』
オランダに触れ、よく感じることです。
自分で選んだものに責任を持つ。自分次第。
その能力が顕著に問われる機会でもありました。

 「Hey! You can come anytime 」
「Why not?」
あとはあなた次第。特別なお世話はしませんよ!

まさに、オランダらしい自主学習。
『自分から学んでいく!』

過剰にお世話されることに慣れ過ぎた社会、教育システムや暮らしにおいて
はたと気づかされることがたくさんあります。

市川まやさんは、世界中、どこでも臆することなく、身一つで飛んで行き、踊っています。
何があってもポジティブに。世界中の人々と関係を築き、育み、輪を広げていく。
大きな宿題をかって答えを探し求めていく。

そんなプロセスこそは、まやさんの情熱を掻き立て、
清々しいオーラを発するダンスの肥やしになっているのかなと感じました。



(写真:最後にシアタースクールでもらった花束)


次は、Gerさんこそが、日本と何かしたい。自らも学びたいと。
まやさんの到来により、ますます日本との心理的な距離が近くなり、
その気持ちが高まったようです。
ベテランGerさんの心を動かしました!

キャリアを積むと、なかなか初心に還ることが難しくなります。
異なる文化に出会うExchangeは、ピュアな気持ちが刺激されます。

メリーゴーランドより、ジェットコースターへ!
『案ずるより産むが易し』
 どうなるかわからないという現場に飛び込む勇気、自分が変わる、変わらされる。
言い訳に目をつぶったら、
想像以上の何かに出会えるかもしれません。

どんな現場に於いても、遊びながら学ぶ力!
これこそが、こどもに学ぶ、asonabiの力。





今回のようなリサーチ結果を活かし、Exchange発展に繋げていきます。

市川まやさん、本当にありがとうございました。


『移民と文化の共生』
多様なナショナリティの人々と、どう暮らしていくか?
世界中、たくさんの課題がつまっています。

オランダの取り組みを覗きにいってみませんか。
一緒に学ぶメンバーも募集しています。
NPO法人こどもアートまでお気軽にお問合せください。

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◎‘asonabi’ exchange
Onzewereld THEATERSCHOOL

1、インターシッププログラム 対象:おとな

(ⅰ)現地のシアタースクールで行われていることを学ぶ、体験する
   こどもたちへ、演出・製作、振付をつくる方法やスキル
   こどもにコテンポラリーダンスを教える方法 
   「現代アートとコミュニティ・多文化共生」に関する学び

(ⅱ)現地のシアタースクールの先生とチームになって
   一緒にプログラムを作る~教える ※経験者

(ⅲ)シアタースクール全体の内容、運営のしくみを学ぶ

※講師陣 
音楽、ダンス、ドラマ3名体制でこどもたちを指揮している。

【募集内容】
時 期:①9月~12月の2週目まで
     ②1月~5月末まで
     ※こどもたちのオーディションは9月1週目
     ①②は違う内容のプログラムです。

日 数:最低2週間(8日間)~
※シアタースクール開催日は月、火、木、金。15:15-4:30 
(通常の学校は月ー金、8:30-15:00)

対 象:多文化、芸術教育に関心のある方、すでに何かしらの芸術活動をされている方。

条 件:日常会話程度の英語力。
     体験レポートの提出をお願いします。(日・英)

費 用:プログラムエントリー費 ※NPOへの入会金+会費 
     実費 滞在・生活費+交通費(航空券・現地交通費)
     その他、諸経費(現場の内容により詳細が決まります。)

2、こども交流 対象:こども
アートを通した国際交流から、さまざまな世界、文化、現代的な芸術に触れる機会を提供する。

交流の内容は、双方の希望、可能な事項により随時決定していく。
方法は、Skypeなど簡単な通信機器を通して可能なことから始めます。

条 件:Skypeなどのインターネット環境があること
    英語を話せる方がいること
    すでにシアター・ダンス・音楽活動等を行っていることもしくは関心があること。
    レポートの提出をお願いします。(日・英)

対 象:8歳~12歳まで位。10名~20名程度のグループ単位での交流が望ましい。
     内容によっては、対象外でも相談可能。

費 用:プログラムエントリー費 ※NPOへの入会金+会費  
諸経費(交流の内容により詳細が決まります。)

現地学校情報 Onzewereld THEATERSCHOOL http://www.onzewereld.net/
          Brandtstraat 87 (groep 1 t/m 4) 2572 CC Den Haag
          Director  Ger Van Dijke氏(作曲家)


◆上記企画についての詳細は、
 お気軽にお問合せください。

NPO法人こどもアート
info@asonabi.com 


以上

(byこどもアートかとう)


 

 

 

 

 

 



 
 

こどもSOZOプロジェクトご紹介

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神戸のKIITO(デザイン・クリエイティブセンター神戸)
『こどもSOZOプロジェクト』スペースのご紹介




神戸の街から出てくるいろいろな素材を集めた
こども向けアートワークショップの場。
子どもを対象にソウゾウ(創造と想像)力を育むワークショップ等を開催し、
生きる力を育むプロジェクトがはじまっています。





11月の開催日は、
11月4日(土)-5日(日)
11月11日(土)-12日(日)

みなさま、ぜひ一度覗いてみてください。
参加のお申込み、詳細はこちらをご覧ください。
https://design.city.kobe.lg.jp/project/kodomo-sozo/

主催 神戸市



(byこどもアートかとうゆみ)

『誰でもオブジェ!?』

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2017/5/14(日)
「子どもを幸せにする条件」
時間:10:00~15:00
会場:ウイングス京都イベントホールにてイベントが行われました。

さまざまな講演、「走れメロス」朗読、ファミリーコンサートなど盛沢山の内容。
こどもアートは、こんなアートワークショップを行いました。

『誰でもオブジェ!』

 

 

ハグする!

ドアに挟まる。


逆立ち。

ちょっとドキドキ。

 
  
誰でも、誰とでも。
テープさえあれば、どこでもできる。
 
 

 

いろんなところで遊べます!
玄関に、リビングルーム、こども部屋。。。
照明やお花を飾る場所だっていろいろ楽しくなりますね。
コミュニケーションツールとしても。

 
 
 


「日々、大人が楽しみながら暮らしている。」

これが、こどもたちを幸せにする条件だと考えます。

豊かな発想、新鮮な歓び、感覚が鈍くなっているなぁーと感じるみなさま、
こどもたちと一緒に思いきり遊びましょう!

あそなびasonabiって、なかなか役立ちますよ~


(by こどもアートかとうゆみ)









⑥目からうろこ!オランダ&アート

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オランダレポート続編~

私、実はオランダに足を踏み入れ、
はじめてアートが心底、面白い!と感じたのです。

幼いころは、絵画教室に通い
大人のような絵を描けることがよいとされる。
だから、がんばって、大人の真似をする。
「きれいに描けることがいいんだ」と思っていました。


そして、学校の美術の時間は、気分転換。
一方的に与えられる形式の授業から、少し離れ、
自主的に取り組むことができる貴重な時間。
デッサンや画法、造形がベースでした。

また、いわゆる展覧会を観に行っては、
これが有名な〇〇〇。そうなんだ。。。きれい~
美術館の後のお茶や食事がまちどうしくて!

大体こんなことから、美術はよくわからない?もういい。
そんな方々も多いのでは。

しかし私は、幸運にもひょんなことから、
現代美術作家、デザイナー、伝統工芸に関わる人など、
何かを創りだす、クリエーターの人々と出会い

「アートはいったいなんだろう?芸術って?」
「この人達はいったい何?」
そんな興味と問いを持つようになりました。

現場をお手伝いしてみたり、世界の美術館へ足を運んだり、
こどもたちと創作活動(アート)をする時間を持つようになったり、
まさに独学、探究の日々。


継続は力なり。プロセスから、
ついに、「これがアート!」
「こういうことがアートかもしれない!」
そんな身体が震えるような瞬間、アートの力に出会えたのです。
新しい世界がぐーんと開け、私が変わっていったのです。

技術や表現力、見た目の美しさだけではない。
生きることに寄与するアート。生きる知恵をおしえてくれるアート。
そんな、いろんな魔法の力を知ったのです!

長くなりましたが、
これがざーっとNPOこどもアート設立に至るストーリー。

今回は、もうひとステップ上昇、
このアートの力が活かされているところ、
まさにオランダがそうだったのです。

社会・人々のお困りごとを、
アート・遊びのアイディアから見出す、
未来を創造していこう!という実験的社会。

簡単に言えば、こんな具合。


(ここでは蚕が飼われていました)

例えば、アートと歴史でアートヒストリアン
アートと生物、アートと食、アートと衣、アートと土木、〇〇〇というように、
各フィールドの専門性とともにアート、アーティストが存在する。

クリエーターの個々持ち合わせいる個性や得意分野をべースに、
遊びゴコロ・アートの要素が加えられ
与えられたミッション、課題解決にあたる。

作品は、何より、わかりやすく誰もが理解しやすい。
『まさに、目からうろこ!』


いろんなジャンル、例えば、ファッション・写真・陶芸・彫刻・ダンス・音楽・映像など
さまざまな表現ツールやテクノロジーが組み合わさり
ジャンルを超えたところで作品が生まれていく。
 固定概念などはなし、まったく自由な表現。

ものごとの捉え方、アプローチ、編集の仕方
表現方法やツール、その組み合わせ、
関係の結びかたには、本当に感銘をうけます。

こどもたちが、何の固定概念もなく
自由気ままに表現するそんな感覚。

もっと知りたい方は、まずはダッチデザインをチェックしてみてください。


 

 
 

アートが社会に必要とされ、支援され
クリエイティビティが養成されるわけがわかります。
日本とは、少しアートアーティストの見方や役割が違っているのかもしれません。

まぁ、本当に驚くべき世界がここにあり。
こんな社会があったのだ!


アトリエが持てる

そして、友人のアーティストたちは、みなアトリエやスタジオをかまえていました。
アーティストが存在できる社会。
こんなことをしてても、食べていけるんだ。
なんだか、社会のゆとりを感じます。

 
 

Regulamariamuller
http://www.regulamariamuller.com/
Moritzebinger
http://www.moritzebinger-artprize.nl/


 
 

timon hagen
http://www.timonhagen.com/

 
近々は、日本でも使われなくなったビル、テナントを利用したアトリエや制作スタジオが
共同で使用できる施設なども誕生しています。
いろんな選択肢の幅が広がってきています。

the site F み塾 こどもアート研究室 
(旧校舎)http://kyoto-tongari.com/26256

REDIY
http://mayshare.chu.jp/REDIY/


気軽に楽しめる文化的体験

オランダには、質の高いアートに出会える
無料で楽しめるイベントもたくさんあります。
アムステルダムの中心街、ダム広場が劇場に変身!

ライティングフェスティバル
 amsterdamlightfestival
https://www.amsterdamlightfestival.com/en/


 
 



また、どんな田舎の街でも、
劇場やコンサートがあり娯楽・習慣として根付いています。

施設は、おおよそ政府の支援もあり、
アーティストがチケットを売ることにあまり必死にならなくても活動できる。
作品づくりに専念でき、田舎都会に関係なく、質の高い作品鑑賞ができる。
観客を飽きさせない。プラスの循環です。

過疎高齢化の課題を抱える日本の農村。
魅力的なアートで街を元気にする。
いろんな事例も出てきています。
こうしたエリアは仕事づくりの課題と合わせて、
まだまだこれから何が起こるか楽しみなところですね。


もうひとつ驚きの場所

老いたらHAPPY、施設も明るい!

こちらは老人マンション。まるで、デパートやアミューズメントパークみたい。
友人のお母さまが入居されていたので、ごあいさつに伺いました。
政府の援助により、入居できているそうです。

1Fはカフェにレストラン、小さなショップ、そして大きなステージ!
いろんなアーティストが演奏に来てくれるそうです。
その日は、その土地zeelandの民族衣装を着たご婦人たちが、
ムール貝をサーブしていました。
まるで、老人たちだけが住んでいるマンションとは思えない
不思議な空気。熱気があります。

これは特別な場所ですか?と友人にたずねたところ
そうではない。という返答にびっくりしました。

最低限の生活の保障と教育、医療、福祉、老後の安心。
日々さほど贅沢しなくとも、未来を心配せずに生きられる。
税金は高いですが、人々が安心して暮らせる社会。
政府と国民の信頼からなるものだと思います。

「隣の芝生は青い」
それだけなのでしょうか。



物質的な社会が飽和状態となり、次は何が求められるのでしょう。

アート・クリエイティビティが生きること、社会のためになる。

消費主義ではなく、自分で遊びをつくる、人生、暮らしを創る。

これからの時代を生き抜くキーワードになるのではないでしょうか。

オランダ社会、オランダ人の持ち合わせている感性に
何かヒントを得られるのではないかと思います。

劇場的社会オランダ。
魅力がいっぱいです!


※本記事は、
個人的な経験と感動を紹介しています。
オランダについて、個々いろんな見方、
感じ方があることをどうぞご理解ください。


(byこどもアートかとうゆみ)

2/12(日) 子どもを幸せにする条件

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2017/2/12(日)
子どもを幸せにする条件
時間:10:00~11:40
会場:ウイングス京都イベントホール

『幸せになるあそび×まなび』と題して、
NPO法人こどもアート
かとうゆみが30分ほど、
こどもたちが夢中になって遊ぶ瞬間に秘められた
多くの可能性についてお話しします。

こどもに学ぶ!幸せのかたち。
大人の幸せ=こどもの幸せ
幸せってなんだろう、どう創り出す?

ご興味のある方は、ぜひご来場ください。



 
 

主催者である田村直樹(岡山商科大学 准教授)より

「子どもにとって本当に幸せとは何か?」
私が長年抱えてきたテーマです。かつて、保育園で保育士研修の講師をしていて、心深く考えさせられました。児童館の学童保育の現場を数年参加観察し、子どもたちの心の叫びを耳にしてきました。
日頃の大学での教育現場に立つ自分自身、これから社会人に仲間入りする学生たちに伝えたいことが山のようにあります。

ひとりの小さな手は何もできないけど、それでもみんなの手と手を合わせれば何かできる。その歌か頭によぎったとき、みなさまの手をお借りしよう決めました。
このセミナーでは、子育てに関する各方面の専門家にお集まり頂き、貴重なエピソードをお話し頂きます。ご参加される方々は、子育て関係者、教育関係者、ご関心のある親御さまであろうと思われます。どうか、みなさまのご意見や知恵を共有できる機会にしたいと思います。
セミナーの後、別室にて意見交換、質疑応答の場も設けております。お茶を飲みながら、情報共有ができれば幸いです。

子どもたちの幸せについて、ともに学びあいたいと思います。