2011年8月13日(土)・14日(日)
兵庫県の南東部・伊丹市にある、イオンモール伊丹テラスにて、
産学連動 Artroom project 「フラクサス」×「神戸芸術工科大学、大手前大学、神戸大学、武庫川女子大学 NPO法人Co.to.hana 他」
こどもワークショップを実施しました。
JR伊丹駅と直結、北大阪のベッドタウンからアクセスが良く
たくさんのお客さまで賑わう、関西最大級のショッピングモールです。
「FLAXUS」のストア前にて、
神戸芸術工科大学、大手前大学、神戸大学、武庫川女子大学の学生、有志、
NPO法人Co.to.hanaのサポートのもとウインドウ制作、こども向けワークショップが行われました。
ウインドウは、こどもたちが身近に感じる黒板を設置。
いろどりどりのチョークで描かれたイラスト、てれすこで覗いた写真、文房具などがちりばめられ、夢溢れるウインドウに仕上げられました。
◎今回のワークショップ
世界にひとつ、オリジナル『てれすこ』をつくろう!
いつも見ている風景を、美しい模様に変えてしまう不思議な万華鏡、
テレイドスコープ(てれすこ)をつくります。
1、はじめは、すこし緊張。みんなの自己紹介からはじまります。
2、お兄さん・お姉さんに『てれすこ』のひとつひとつ作り方を教わります。
好きな色のテープを貼ったり
筒の中に鏡を入れたり、
ちょっと細かいところもあります。
さっそく覗いてみます。すごい~
そして、アクリル球をつければ・・・もっと感動!
『てれすこ』の完成です。
「わぁ~きれい、すご~い!」わくわくッ。感動の瞬間です。
一瞬にして、こどもたちの顔がキラリと輝きます。
ママ、パパも、「わぁ~」
普通の万華鏡とは違いますね。おもしろい!
3、さあ、できあがった作品をもって『てれすこ』ツアーへレッツゴー!
何をみたらきれい?どんなふうに見える?
「ここがきれい」「あそこ、すごいよ~」
こどもたちは、それぞれにお気に入りの風景を探します。
レンズの中でお花が咲いてるよ。
草がマリモに見える、ハートになるところがあるよ。
服がいろいろになって面白い。
こどもたちがディスプレイを覗いています。
きれい。こっちみたり、あっちみたり、おもしろい。
ココきれい。かわい~い。
○ママやパパの声
福井さん(大東市)7歳、9歳のお子様参加。
地元ではこうしたイベントが少ないです。夏休みなので、「毎日どこいくのどこいくの?」と言われます。自分では工作はしませんが、こういうイベントは大好きです。
大人がやっても面白いですね!
こどもたちにとって、誰も知らない秘密の世界がつくれていいですね。
自分でやりたいって気持ちが強い、アートは、それを尊重してあげられるのでよいです。
学生さんがこういう活動されるのがよいですね。
西村さん(尼崎市)10歳、6歳のお子様参加
こどもたちは、ものつくったりするのが好きです。私も好きです。
こどもにとって、『たまたま出会う』それがよいのではないでしょうか。
学んだり、習いにいくというシチュエーションと違い、
偶然出会うことから、知らなかったことを知る、興味をもてる瞬間が、
より自然に経験できていると思います。
自然にでてくるものは、親の想像をこえますね!
こどもの、なぜ?どうして?ってすごいです。
こどもはそのポイントをみつけるのがすごく上手い。驚かされています。
こどもの感性は親には、わかりにくいです。
木内さん(三田市)
こどもが、てれすこを覗いて「お母さんがいっぱい」って。
ワークショップの準備に手間暇かかっていて、関心します。
こどもがファッションやデザインに興味をもてる機会を頂き、ありがとうございました。
平松さん(吹田市)
50年前につくった万華鏡。なつかしいなぁ~
お母さんはショッピングが好きであっちにいます。子守りです。
ありがたい、思い出になるし。
その他
この子たちは、たまたまお盆で鹿児島から来ています。
大阪での思い出になって、本当によかったです。
はじめは、あまり興味なさそうなお父さん、
こどもたちがときめく姿をみて、だんだんテンションアップ。
てれすこを覗くともーっと!
「キャラクターの遊びも参加してきたけれど、これは画期的、もっと大きいてれすこはどうなるのかな?」
「おもしろいなぁ~、うちの地域でもやってください。」
前日参加のお子様のお母さんから御礼のメールも、届きました。
○通り行く人
おとなは暇やろなぁ~
お年をめしたご夫婦。にぎやかにやってはる。私もやりたいわぁ~こどもはいいね!
○サポーターとして、駆けつけてくださった山田さん(主婦)
自分が楽しませてもらっています。
こどもに笑ってもらえるとうれしい。頑張ってしまいます。
こどもが喜ぶと、お母さんたちもうれしそう。
○学生リーダーの高橋さん(神戸芸術工科大学ビジュアルデザイン2回生)
みんなの力があったからこそ、充実した場になりました。
準備段階でもっと、学生どうしコミュニケーションとれたらよかったです。
まったく違う分野(建築、映像、デザイン、アート、教育、心理他)の人に関わることで、
新しい表現が広がります。
成長したいという学生さんが多いです。
ココになにかあるって感じるから、同じような意識の学生さんが集います。
もっと高めたいという姿勢が、お互いに交差することで、すばらしいものが生まれているのでは。
自分たちでも何か教えられる。伝えるコツを学べる。
人と何かを進めるにあたってはどこでも、どんな仕事でも、共有する術。
ここから、多くの学びをえることができています。
私たちのチームは、大学を卒業した社会人もいます。
今回、いろいろな特色をもったメンバーだからこそいい感じになっています。
『てれすこ』の使い方、見かたがいろいろある。こどもたちに教えらました。
本プロジェクトは、こどもたちが身近にアートに出会い、わくわく・ドキドキ、感動したり、
創造性が発揮できる機会を提供しています。
こどもたちにとって、学校や、習い事は、何かをするために行くところ。
ショッピングモールは、家族や友人とリラックスした遊びのワンダーランド。
そんなところで出会う、参加型のワークショップは、
こどもたちのやりたいという気持ちの、自然な流れの中での創造活動、
普段とはまた違う、一期一会の貴重な時間です。
アートは、わくわく、ドキドキ、ハプニング☆
予期せぬこと、ところでの出会いこそ、はじける面白さがあるのではないでしょうか。
現代、こどもたちの周辺は、何か結果を達成することに重きが置かれ、評価され、
一見、あてもなくふらふら、寄り道することが削がれてしまっているように感じます。
‘道草’は、思いもせぬ何かに出会い、発見や驚きも多いのでは。
たまたまそこで、わくわくドキドキ、何かが生まれていく。
そうした楽しさ、喜びをたくさん味わってもらいたいです。
今回つくった「てれすこ」は、見ている風景が模様になり、新しく見えます。
いつもは注目しないものでも、面白い模様になり、じっと見てみたくなります。
こどもたちの目線、視点、発想は、まさに「てれすこ」そのもの。
こどもたちは遊びを創り出す天才!
こどもの存在は、おとなのいつもに、新しい風を送ってくれます。
忘れてしまったものに何かをもたらしてくれます。
「ひとも、まちも、きらきら」伊丹イオンモールのコピーがふと目に留まりました。
こどもたちにとって、「ひとも、まちも、きらきら」っと見えるような社会をつくっていくことが、おとなの役割ではないでしょうか。
これから社会にでる学生も同様。若者が夢をもって生きられる、力が発揮できる社会があってこそ、その可能性が開かれます。
NPO法人Co.to.hanaは、神戸の震災から未来を考える‘シンサイミライノハナ’に集った若者が中心となって、立ち上げられたNPOです。今回、集ったメンバーも、未来へ向けて、自分たちの想いを実現したい、自分たちの仕事は自分たちでつくる。自分たちの生きる場をどうつくるか?真剣に向き合う意欲的な学生です。
全国で株式会社ワールドが展開する産学連動ワークショップの活動は、若者の力、可能性を試すチャンスに開かれています。
みなさまも、こどもアート!!
わくわく、ドキドキ、自らの想いをカタチにすることに、どんどんチャレンジしてみてください。きっと誰か、何かがそれを待ちこがれているのでは・・・
【イベント概要】
産学連動 Artroom project ワールド「フラクサス」×
「神戸芸術工科大学、大手前大学、神戸大学、武庫川女子大学 NPO法人Co.to.hana 他」
題名:世界にひとつ、オリジナル『てれすこ』をつくろう!
いつも見ている風景を、美しい模様に変えてしまう不思議な万華鏡、
テレイドスコープ(てれすこ)をつくろう。
日 程:2011年8月13日(土)-8月14日(日)
会 場:イオンモール伊丹テラス フラクサスストア前
〒664-0847 兵庫県伊丹市藤ノ木1丁目1-1
対 象 小学生
企画運営:神戸芸術工科大学、大手前大学 神戸大学、武庫川女子大学 有志 NPO法人Co.to.hana
コーディネート:NPO法人こどもアート
■産学連動 Artroom project ワールド「フラクサス」×「大学」
わくわく、ドキドキ、ハプニングがテーマ。
全国で子供と楽しめるアートワークショップを大学と連携し展開。
主に全国11ヶ所のイオンモール内に出店している「フラクサス」というストアを舞台に開催。
http://www.flaxus.jp
(NPO法人こどもアート 加藤ゆみ)