Archive for 10月 2016

③GuRuRe:(ぐるり)の天才!

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オランダのユニークな法律、スクワット。
建物の老朽化、スラム化を避ける為の解決策。

1960年代、都市部で住宅不足が問題となったことから、
使われていない建物を不法占拠する(スクワット)が合法化。
経済的余裕のない人々の生活と、住み手のいない建築の保存、
双方の利害関係が、とても理に適うものでした。
しかし時を経て、スクワット物件が増加、住宅事情の改善や、
建物の持ち主からの申し立てもあり、2010年に違法化。

現在、スクワッターが占拠した場所は、
返却されたり、売却されたり、
新しいかたちでアーティストたちの発信スポットとなっている施設もあるようです。

今回は、オランダらしい合理的感覚から、

そこにあるものを再利用、再活用、自分でつくるDIY精神溢れる、

アーティストたちの暮らしぶりを少し覗いてみます。



細い路地を入っていくと、一帯に不思議な建物?
巨大なキャンプか、パオ、プレハブのような外観!?
中に入っていくと、アーティストたちの制作ルーム、個室、素材置き場など、
まるで迷路のようで不思議な空間です。

ギャラリー&アトリエ&住まい?
そこには「職住一体」の暮らしがありました。
 


ここが住まいかと、びっくり!
自分たちでつくったとは!
快適にデザインされた空間。
キッチンや寝室、空調設備も申し分ありません。


 
 

オランダでは、自分で、キッチンをつくることはごく普通。と聞きます。
DIYは、流行ってきてはいますが、そこまでは手が出ません。

壁を塗り替えたり、床をはったりはお手のもの、
男性・女性に関わらず、当然のこととして身体が動く。
家財道具も、もらったり、拾ったり、安く手に入れて
自分のいいように作り替えてしまう!

アーティストだからできるのだろうか?
育った環境なのか?

どうして当たり前なのかとオランダ人の友人にたずねてみると、
昔は、親たちが普通に家でやっていたり、
TVでDIYの番組が流行っていたからね。
でも、今の若い人々は、できるかどうかわからないよ~
と、そんな答えがかえってきました。
時代の流れは、どこも似ているようですね。


こちらも!まるで学校跡地のよう。
ここが住まい?各部屋があり、集合住宅です。






素敵に暮らしています。
暮らしが本当に楽しそうで!
みんなをお家へ呼んで、よくホームパーティをするそうです。

椅子もこんな風にペインティング。
ちょっとしたことですが、ユニークなアイディアです。




お家の中がまるでミュージアム!
こんなお家で育ったこどもたちは、どうなるんだろう。

オランダのこどもたちは、美術や音楽の授業は、特別なく
生活や学習全般、また余暇の中で、存分に触れるそうです。





パパの作品がお家の中じゅう。
まぁ、みごとです!



 

自分たちの暮らしを、自分たちで楽しみながらつくる。

上手い、下手に関わらず、暮らしを遊び楽しむお家、
そのユニークな発想とセンスに感動しました。

オランダ人は、家族の時間を大切にしたり、
インテリアには、比較的お金をかけるといいます。
自分たちの生活を快適にすること にとことん価値を持つ。

何もなくても、何もないところからでも、そこにあるもので
より快適なものを自分たちで作り出す。

GuRuRe:(ぐるり)の天才だ!

以前にこんなプロジェクトをしたことを思い出します。

GuRuRe:(ぐるり)
企業・工場などから出る素材・端材を活用、
こどもたちのアートをサポートするプロジェクト。

私たちをぐるっと包み込み、取り囲んでいる自然と生活の「環境」ここには安心、安全、便利、快適、希い、祈り、そして感謝といった暮らしの場への欲求があります。
そんな場を見直し-見廻し、「環境」との関わりを生かし活かす活動。
生活を支え、生活が産み出す物、情報、そしてエネルギーといったものを見廻し、暮らしの欲求への思いや、関わりを見直すことで物から場所、地域から自然、いのちから生命、人から社会といった様々な巡りのReという再生(ルネッサンス)をGuRuRe:(ぐるり)に込めたい。
※2011年 あそなびフェスティバルより



今回は、個人の空間ということもあり、控え目に紹介しました。
ぜひ、アーティストとお友達になってみてください。
想像を超えるユニークで、素敵な暮らしに出会えるかもしれません。

アムステルダムにいると、何かやってみたい。
チャレンジしてみたい。いつもそんな気分になれます。



◎協力アーティスト

Mirjam van veelen
http://www.mirjamvanveelen.com/

timon hagen
http://www.timonhagen.com/

Iteke
itekehemkes.com

Tjitske
tjitskehemkes.com/index.html



(by こどもアートかとう)

②まったなしのチームワーク

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オランダのユニークさを紹介する
本、雑誌、発信媒体などは、
様々なフィールドにおいてたくさん出ています。

もっともっと探究したくなる
知れば知るほど面白い、
オランダの魅力の一つは、「あなた次第」
そんな問いかけが投げかけられているように感じます。


アムステルダムの中心街
アート・サイエンス・テクノロジーをキーワードとする
waag society https://waag.org/nl という施設で、
現在⇔過去⇔未来を体感できる
ユニークなワークショップに出会いました。




 
『未来の肉食を考える』

温暖化や異常気象が起き、穀物生産が下落したら牛肉ごときではない事態が
起こると予測されています。食糧問題の1つです。
この課題を背景に、多様なフィールドで研究・実験・生産する人々が集い、
対話するワークショップが開催されました。

会場に入るなり、仰天!
一体何がはじまるのか?
さあ、グループに分かれてください。とのこと。
なんだか怖くて、控え目な部位の準備してある
グループに入れてもらいました。




 

1、現在、棄てられている肉食の部位を調理して食べてみる。
食材、調理器具などが準備されています。
リーダーが、手取り足取り、丁寧に指示を出してくれます。
さあ、どうぞこんな風にやってみてください。

内臓を細かくミンチにしたり、きれいにカットしたり。
臭みを消す香辛料や食材と一緒に、煮たり焼いたりします。

これは、オランダの伝統的な、ブラッドソーセージ。
血液を材料として加えたソーセージ。
見てるだけでも、わぁ~。きゃぁ~。




 





別の班でも、脳、腸、内臓、皮膚…いろんな部位が登場しています。
みなさんは、抵抗もなくすいすい、ナイフを使いこなし、あーすごい。

かわいらしいオランダ女性も、皮革をつかった作品をつくっているので
こんなのはなんでもないわ。まぁ、驚きです。

日本でも、昔、鶏をさばくのは女性の仕事という小さな村に出会ったことがありました。
今は、命をいただく現場からずいぶん遠のいているなぁとつくづく感じました。






2、次は、肉食の替わりとして養殖されているラットが登場。
いきよいよく飛びまわっています。
ねずみ~!?ひゃあー。

その瞬間、ビニール袋であっという間。
その場できれいに解体されました。しかし新鮮そうで、本当にきれい。
 



3、そして、人口ミートをつくってみよう。
顕微鏡を見ながら、プレパラート、シャーレ、スポイトなど
実験道具が手渡され、指示されたように液体を混合していきます。
誰でもできます。これが、数週間後には人口ミートになるそうです!


4、デザート
どこからか、休憩にとホワイトとブラックのチョコが配られてきました。
ねずみ入り!わぁ~



5、さあ、食事の時間
テーブルセッティングがお見事なのです!



昆虫を食する研究者の発表、
メニューにしたアーティストの発表、
家畜生産者のお話など、テーブルを囲みながら、
それぞれ未来の肉食に関する意見が交換されました。

http://bistro-invitro.com/en/welcome-to-bistro-in-vitro/






これまでして肉食にこだわるんだ、
確保していこうという熱意と情熱に
さすがオランダらしいなぁ~と思いました。

しっかり焼かれた豚の頭部も、おそるおそる、手がつけられていきます。
みんなで食べれば、こわくない。会話も弾みます。
残念ながら、私は味わって食べるほどの勇気がありませんでした。




また、空間の壁面には、なんとレンブラント、
外科手術の様子を描いた絵画が飾られています!
こんな演出にも、驚くばかりです。


 
その昔、出島に滞在していたオランダ人が
このように獣の頭部をテーブルに盛っていたという様子が
日本人の目に留まっているようです。
当時、それを真似て有田焼が作られたそうです。
オランダ人にとって、このスタイルは伝統なのでしょうか。



 


伝統~未来の要素が網羅され
未来を見据え、今まさに実験・研究されているプロセスが一般の人々に公開される。体感できる。
世の中、こういう課題があり、こういう方向で研究・課題解決の道が検証されているんだ。
リアルに感じられるとても面白い企画でした。
 
出来上がったものがポンと突然、新製品、新商品です!
と世に現れ、消費や受け身になることの多い私たちの暮らし。

しかしこうした機会は
社会をともにつくっているんだ、一員なんだという実感が少し湧いてきます。

企業や研究フィールドで活躍のみなさま
「社会との対話の場づくり」
これは、とてもユニークなアプローチ方法だと思います。
 
開発、守秘義務、特許など、経済的な競争社会を生き抜くには
それぞれの事情があると思いますが、工夫次第で、
市民・消費者と一緒につくっていく実験の場があってもよいのではと思います。

国土の4分の1が海抜0m以下という土地、水との戦いの歴史をくぐりぬけてきたオランダ、
まったなしのチームワーク、合理性、勤勉から、17世紀には世界の貿易国として君臨。
黄金時代を迎えます。

多様な立場の人々がひとつの課題を共有し、ものごとにあたっていく。
ひとりひとりは、自己主張するが、チームとなれば合理的な方向へ結論をつなぐ。
それもスピーディーに。

Why not 精神
とにかくやってみよう!
やりながら考える実験国家、オランダ
失敗を恐れず、早い決断力と実行力。

『未完の中に力がある。美がある』

途中経過のものをどんどん表へ出していく、オープンにする。
そこからまた学び、見えてくるものがある。
すばらしい考え方です!

いろいろなものを受け入れ繁栄してきたお国柄、
寛容な気風に溢れるオランダだからこそのことなのでしょうか。

  「種をつくり世に放つ」

結果や成果だけが求められがちな昨今
窮屈に感じることも多々あります。
実験やプロセスを大切に、
それが必要なこととして受け入れられる余裕、余白、遊びゴコロ。

つまり、こどものような遊び感覚&学び、『asonabi』
「こどもアート」が社会の中で有益で、大切なこととして尊重されている。

この企画は、そんな一片をみたような気がします。

誰もが楽しめる、最先端!!かと思えば、伝統も。

このバランス感覚、
見習いたいところがいっぱいありますね。


The other dinner
http://waag.org/en/event/other-dinner
waag society https://waag.org/nl


(byこどもアートかとうゆみ)





 

①テクノロジーと原風景

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「こんな社会があったんだ!」
「これでよかったんだ」

未知なるオランダとの出会いから、
現地の空気を吸い、人々に出会いながら
こんな感覚に出会いました。

何か求めていたものがここにあった。
そんな気持ちです。

『オランダで見つけた幸せのかたち』として
私の経験と感動をまとめてご紹介します。






①『現在⇔過去⇔未来 バランス感覚』が素晴らしい!
「テクノロジーと原風景」

スキポール空港では、チェックインのカウンターには、機械がずらーり。
セルフです。はじめてのときは、びっくりしました。

車窓から外をみれば、風力発電。平地にハウス群。
すべてコンピューターでコントロールされた野菜の生産工場。
奇妙・奇抜ななデザインの建物など。

銀行も、窓口や行員の姿は見られなくATMのような機械のみ。
ボタンを押したら人が出てきてくれる。街のいたるところには、ATMがあり24時間稼働。
ショッピングも、カードしかつかえないお店、スーパーも。
カーシェアリングやパーキングのシステムも、端末タブレットがあれば、スムーズ対応。
フリーWifiのシステムや、時刻表も、わかりやすくお見事です。

合理的な社会をけん引する、テクノロジーが生活の中の至る所に使われています。
日本もこうなるんだろうな?と、少し先の近未来像に触れることができます。
オランダは、老若男女問わず、テクロノロジーに、興味・関心のある人々も多いようです。
お年寄りも、さらっと使いこなしていたり。

家族、余暇・趣味の時間を増やす、社会の課題解決に役立つなど、
「人々の幸せ、健康、生活の質を高めるために、テクロノジーがある」 

こんな使い方が、素敵ですね。






一方で、テクノロジー志向のオランダ社会、全く違う側面にも出会えます。
ここは、アムステルダム中央駅とアイ湾を挟んで
北側の土地をつなぐ乗船時間約2分ほどのボート(無料)

「橋を架けるより、波の感覚や風を感じる瞬間を大事にしたい」




数年前に、そんな若者の活動があり、橋の建設がストップしたそうです。
自転車を引きながらボートに乗る。リフレッシュできる瞬間です。
まるで島暮らし?都会に住まいながらも、一瞬そんな気分が味わえます。



 



また、自転車で10分~ちょっと郊外へ向かうと、
広大な平地には、羊や牛・馬が放牧され、様々な野鳥にも出会えます。
柵やフェンスのない小川、池、自然に溢れた世界が広がっています。
あー心地よい。





さらに、ご存じのように、街の中にも、ボートハウス、ホテル、レストランなど、
近代的なシステムを上手く取り入れ、
船の中で快適に生活する人々もいるのです。

こんな原始的、野生的な感覚を大切にしつつ
未来を見据え、いち早く最先端のテクロノジーを使いこなし、
世界的規模で合理的に仕事をこなす。

『現在⇔過去⇔未来』

このバランス感覚の良さには、本当に驚きました!
過去から継承されて、大切にされている部分が日本とは異なり本当に面白いところです。

私たちの暮らしには、少し遠のいてしまっている
 『自然の中での野性的な感覚』
に溢れていて、びっくりします。
これこそが、民族のアイデンティティを感じるポイントかもしれません。

「世は神がつくりたもうたが、オランダはオランダ人がつくった」
という言葉に象徴される様に、
ひとりひとりが自分で考え、本当に大事にしたいことをハッキリ言う、取捨選択創り出す。

風土に根差した民族の特徴、価値感がベースとなり、
その街の風景を作り出しているのだと思います。

私は、見失っていたものを見直すところがいろいろありました。
ここ日本とはまた違う、現在⇔過去⇔未来への捉え方、扱い方、
そのバランス感覚のユニークさに感動、
心地よい暮らしのアイディアを見つけることができました。

少し見方が変わり、選択の仕方が変わる。
日本での暮らしをベースにしながらでも、
オランダに見る幸せのありかたを作り出せる機会は
いっぱいあると思います。

「自分たちで創る!」
「野性的感覚を取り戻す」





次回は、『現在⇔過去⇔未来』
をモチーフにした面白いワークショップ、ミュージアムでの体験をご紹介します。


(byこどもアートかとうゆみ)

















こどもアートサポーター誕生!

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2016年10月1日(土)、2日(日)10:00~16;00
梅小路公園(京都市下京区)にて
『でたらめ家族でハイ、ポーズ!』 ワークショップを開催しました。



家族を思い浮かべながら、
パパやママ、弟、妹、お姉ちゃん、お兄ちゃん、ペット・・・・・
風船をお飾りして、いろんな顔が誕生しました。

出来上がったものを持ち寄り、
みんなで集合、「ハイポーズ!」 素敵な家族写真となりました。



 


シンプルだけど、どこか味がある
こどもにしかできない作品です!


 
 


週末は、とても蒸し暑くて真夏日和。

風船は時折、直射日光で、パンっと割れました。しぼみました。
せっかく思いを込めてつくった顔も、こどもたちの期待に反して
変化を余儀なくされるのです。




反応はいろいろです。
けろっとしている子、しんみり後を引く子、
かんしゃくを起こす子、泣き叫ぶ子など、、、

見てる大人がハラハラさせられるシーンもありました。
その後をどうフォローし、こどもたち自身が、解決の道を一歩踏み出せるように
お手伝いできるのか?

寄り添う大人が問われるところです。
ひょっとすると反応の仕方は、そこにいる大人の『写し鏡』という可能性もなきにしもあらず?!

何があっても、起こったことを嘆き、悲しみ、憂うにとどまらず、
そこからどう気持ちを転換、解決の方法を導き出せるのか。
それは、社会の中で強く生き抜くための大事な術です。




 


 

 
ワークショップの後、
毎回のエピソード・感想を、アートサポーターのみんなで交感する時間は
とても有意義で、楽しみなのですが今回は、深い。

・「家族の顔を、思いを込めてつくったのに、割れる」これはどうなんだろう?
・『デタラメ家族』の感覚は、こどもたちに理解できるのだろうか?
・こどもたちにとって、デタラメ家族ってありえるのだろうか?
・『デタラメ家族』というのは、今、大人こそに響く言葉、必要な感覚なのでは?

さまざまな意見が飛び交いました。

「この割れる可能性のある風船・素材を使うのは、酷だ。」
「割れる可能性があっても、創るプロセスや、予期せぬことがあって
どう対処できるか、訓練できる機会になるので構わない。」

比較的、のらりくらり、ゆるやかに生きてきた大人は、風船を割れない工夫をした方がよい。
いろんな修羅場をくぐりぬけ歩んできてる大人は、何があってもよい経験。
むしろアートだからそれができる。

意見の相違は、その人が生きている人生観に表れているように思えました。

私は、世の中には、その両方があってよいと思います。
ゆえに、いろんな人に出会ってもらいたいです。
優しくも、厳しくも。両方のゆらぎこそが、強い心を育むことにつながる。
「こころ」も、簡単におれないように、丈夫に柔軟にする日々のトレーニングが必要ですね!






なお、今回ワークショップを、一緒に企画したりデザインしてくださった、
アーティストユニットaotenjoのともさんと、はるなさん。

京都は、初めてのワークショップということでした。
梅小路公園では、たくさんのこどもたちと出会う機会となりました。

こちらのご報告もぜひご覧ください。お楽しみに。
http://aotenjo-tv.tumblr.com/
 

(by aotenjo)



facebookでは動画も配信しています。
こちらもご覧ください。


また、今回、こどもアートサポーターとしてお手伝い頂いたみなさんは、
小学生から70代の方まで幅広い年齢層の方々です。

専門分野も様々
プロのアーティスト・ダンサー・音楽家、ワークショップデザイナー
ファシリテータ、映像作家、出版・編集者、テキスタイルデザイナー
都市・まちづくりコンサル、子育て中のお母さんとお子さん、元音楽の先生、
ラジオ番組を持つ外国人、翻訳家など・・・
多岐にわたります。

このように、こどもアートの1つの現場には、
いろんな人々が心を寄せてくださり成り立っています。
感謝につきます。





こどもアートをスタートさせた、ちょうど6・7年前。
当時、おむつをして、こどもアートのイベントに参加してくれていた男の子とそのお母さんが、
今度はアートサポーターになってくれました。

学校では、なかなか自由に制限があるものの
こどもアートの現場は、解放区。
こどもたちの多様な表現や創造性が発揮、尊重される場です。

サポーターのおねえさん、おじちゃん、参加者のママやパパ、こどもたち、
アートを通して、いろんな人々と触れ合う中で、
いろんな出会い、遊びと学び、役立ちなどが経験できるのではないでしょうか。

お母さんは、「こどもが安心できる居場所をつくってあげたい。」
そんなことをお話しされています。

多様な価値社会の中で、こどもをどう育てていくか?
大人の意識がとても問われています。
日々、身近にいる大人からできることがいっぱいあるように感じます。

「余暇の時間を、もっと豊かな遊び&学びの場に!」

こども~お年寄りまで、誰もが参加できる
シンプルで遊びながら少し学べる、そんな場づくりを心掛けていきます。

「こどもアートサポーターの誕生!」は、
世界の見方を一新させる、救いの一手となるかもしれません(笑)
なると思います!

どうぞ、今後をお楽しみに。






◎イベント概要

【活動日時】2016年10月1日(土)、2日(日)10:00~16;00
【活動場所】梅小路公園 〒600-8835 京都府京都市下京区観喜寺町56?3
http://www.kyoto-ga.jp/umekouji/

参加人数:1日目 約60-70人
       2日目 約80-90人

ワークショップデザイン:aotenjo
企画・運営:かとうゆみ、橋本知久
イベント全体:
京都文化祭典「市民ふれあいステージ 」KYOTO ART FESTIVAL  2016
http://k-af.com/stage


(byこどもアートかとう)