①テクノロジーと原風景


「こんな社会があったんだ!」
「これでよかったんだ」

未知なるオランダとの出会いから、
現地の空気を吸い、人々に出会いながら
こんな感覚に出会いました。

何か求めていたものがここにあった。
そんな気持ちです。

『オランダで見つけた幸せのかたち』として
私の経験と感動をまとめてご紹介します。






①『現在⇔過去⇔未来 バランス感覚』が素晴らしい!
「テクノロジーと原風景」

スキポール空港では、チェックインのカウンターには、機械がずらーり。
セルフです。はじめてのときは、びっくりしました。

車窓から外をみれば、風力発電。平地にハウス群。
すべてコンピューターでコントロールされた野菜の生産工場。
奇妙・奇抜ななデザインの建物など。

銀行も、窓口や行員の姿は見られなくATMのような機械のみ。
ボタンを押したら人が出てきてくれる。街のいたるところには、ATMがあり24時間稼働。
ショッピングも、カードしかつかえないお店、スーパーも。
カーシェアリングやパーキングのシステムも、端末タブレットがあれば、スムーズ対応。
フリーWifiのシステムや、時刻表も、わかりやすくお見事です。

合理的な社会をけん引する、テクノロジーが生活の中の至る所に使われています。
日本もこうなるんだろうな?と、少し先の近未来像に触れることができます。
オランダは、老若男女問わず、テクロノロジーに、興味・関心のある人々も多いようです。
お年寄りも、さらっと使いこなしていたり。

家族、余暇・趣味の時間を増やす、社会の課題解決に役立つなど、
「人々の幸せ、健康、生活の質を高めるために、テクロノジーがある」 

こんな使い方が、素敵ですね。






一方で、テクノロジー志向のオランダ社会、全く違う側面にも出会えます。
ここは、アムステルダム中央駅とアイ湾を挟んで
北側の土地をつなぐ乗船時間約2分ほどのボート(無料)

「橋を架けるより、波の感覚や風を感じる瞬間を大事にしたい」




数年前に、そんな若者の活動があり、橋の建設がストップしたそうです。
自転車を引きながらボートに乗る。リフレッシュできる瞬間です。
まるで島暮らし?都会に住まいながらも、一瞬そんな気分が味わえます。



 



また、自転車で10分~ちょっと郊外へ向かうと、
広大な平地には、羊や牛・馬が放牧され、様々な野鳥にも出会えます。
柵やフェンスのない小川、池、自然に溢れた世界が広がっています。
あー心地よい。





さらに、ご存じのように、街の中にも、ボートハウス、ホテル、レストランなど、
近代的なシステムを上手く取り入れ、
船の中で快適に生活する人々もいるのです。

こんな原始的、野生的な感覚を大切にしつつ
未来を見据え、いち早く最先端のテクロノジーを使いこなし、
世界的規模で合理的に仕事をこなす。

『現在⇔過去⇔未来』

このバランス感覚の良さには、本当に驚きました!
過去から継承されて、大切にされている部分が日本とは異なり本当に面白いところです。

私たちの暮らしには、少し遠のいてしまっている
 『自然の中での野性的な感覚』
に溢れていて、びっくりします。
これこそが、民族のアイデンティティを感じるポイントかもしれません。

「世は神がつくりたもうたが、オランダはオランダ人がつくった」
という言葉に象徴される様に、
ひとりひとりが自分で考え、本当に大事にしたいことをハッキリ言う、取捨選択創り出す。

風土に根差した民族の特徴、価値感がベースとなり、
その街の風景を作り出しているのだと思います。

私は、見失っていたものを見直すところがいろいろありました。
ここ日本とはまた違う、現在⇔過去⇔未来への捉え方、扱い方、
そのバランス感覚のユニークさに感動、
心地よい暮らしのアイディアを見つけることができました。

少し見方が変わり、選択の仕方が変わる。
日本での暮らしをベースにしながらでも、
オランダに見る幸せのありかたを作り出せる機会は
いっぱいあると思います。

「自分たちで創る!」
「野性的感覚を取り戻す」





次回は、『現在⇔過去⇔未来』
をモチーフにした面白いワークショップ、ミュージアムでの体験をご紹介します。


(byこどもアートかとうゆみ)

















This entry was posted on 2016-10-14 and is filed under . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0. You can leave a response.

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