④-2 アイディアの宝庫


続いて。。。

驚きましたこのイベントのタイトルに!

「発酵食品」を集めた発酵Market
目のつけどころ、キャッチコピーが新鮮です。

いまでは、どこでも当たり前になってきているいろんなマルシェやマーケットですが
指向や視点が本当にユニーク。


●FERMENTOLOGY! AMSTERDAM
http://www.yourlittleblackbook.me/fermentology-amsterdam-foodfestival/





ザワークラウト
キャベツを乳酸発酵させてつくります。
こどもたちが、タルの中へ、重しになっています!
まるで、絵本の世界でみたような~
こんな遊びゴコロが素晴らしいです!

出店は、ごく普通にみかける内容、
パン、ビール、チーズ、ジュース、漬物などですが、
確かにどれも発酵食品。
どれも、先人の知恵に溢れています。

ジュース



マッシュルームのキット




昆虫!?
盛り付けのデザインやリンゴやハーブと組み合わせるところが斬新。美しーい!




こちらも。楽しそう~
こんな風に飾られるとは!?

 
 


どのお店も人々が思いきり楽しんでいる!
そんな空気を感じます。

また、別のところでは、野性Marketなんかもあるそうです。
『野性・Wild』、なんだか想像はつくけれど興味深い。

こんな風に、オランダのマーケットはさまざまな志向に溢れていて
本当に楽しいです。
屋台や露店のような、青空市場は、オランダの持ち合わせいる、
幾世の時を経ても変わらぬ、原始的、野性的な感性
存分に発揮され活かされているところのように感じます。

いつでも、どこでも工夫次第でこんなに素敵な場になる。こんな遊びができる。
こどもアートの世界です!


さらに次は、工場・倉庫のような跡地。
地元の手作り市のようなマーケット。
こちらもとってもおしゃれ。

●Local Goods Market
http://www.indie-brands.com/pages/local-goods-market



空間の演出がすばらしい!






手作りパスタのコーナー



空間、場のつくり方のデザイン・センスには、本当に感心します。

そして、遊びゴコロがどこかにある
これは、オランダの特徴でしょうか。

他にも、いろーんなマーケットが各所で開催されています。
ぜひチェックしてみてください。
アイディアの宝庫です!


さらに、こちらは有名なダッチデザインウィーク 
●Duch design week
http://www.ddw.nl/en/

語るにも及ばず、ぜひ一度。
さまざまな分野からの展示をみることができます。






また、
ミュージアムにもひと工夫
遊び学べるミュージアム

●デン・ハーグ、エッシャー美術館(Escher in het Paleis)
http://www.mcescher.com/

絵の中に入る仕掛けやエッシャーの世界観を感じられるインテリアなど
見所がたくさんあります。
エッシャーの世界観をそのまま展示するだけにとどまらず、
新しい表現方法で、現在のアーティストが新たな表現ツールを用いて作品として発表、
鑑賞する人も一緒に作品を体験できるのがとても印象的でした。









A good bit of childish wonder is undoubtedly needed.
and I've got plenty of that : wonder is the spice of life

これはまさに、こどもアートのメッセージ。



ミュージアムの取り組みも本当に興味深いものがいっぱいです。

さらに、絵本の世界も。モンドリアンの世界を絵本に

●ワウター・ヴァン・レークさん
Wouter van Reek
http://www.keepvogel.dds.nl/int_JP.html

水平と垂直の直線で分割され、
赤・青・黄の三原色を用いたモンドリアンの世界と、
ケープドリのユーモラスな世界がコラボレーション。

 
(ワウターさんと、翻訳家 野坂悦子さん)


巨匠の作品をモチーフに、自由に新しい形で、新しい作品がつくられていく。
オランダでは、よくみかけます。
昔のものを昔のままではなく、新しいものに作り替えて現代に使う。

こども~おとなまで、隔てなく誰もが、
言語を介さなくても、楽しめるアートがたくさんあり、本当に面白い。
シンプルだけど、なるほど!
いいところついてるなぁ~っという感じです。

ただ、笑えちゃうというだけではなく、
そこには、遊びと学びasonabi、過去から未来が同時に存在し

知的な冒険、遊びゴコロに溢れています

これこそ、こどもアートの世界がここにあり。

まるで、おもちゃ箱をぶちゃけて、
そこから必要なもの、好きなものを取り出して再構築していくような感覚です。
型にはまってしまいそうになりがちな頭を柔らかく、

固定概念を取っ払う!

オランダに触れて
私には、そう思える瞬間を何度も経験しました。

コテンポラリーダンスが盛んで面白いと言われますが、
生きている社会、街すべてが劇場のようです。
それぞれの人々がその個性・才能が活かせる舞台・場が与えられ、つくられている。

ひとりひとりの表現が、そのまま受け入れられる社会。
『自分らしくいられるところ。』
私にとっては、ほっとした気分になれる場所です。

社会課題解決、未来志向型、いろんなアイディアの宝庫!

秋から年末にかけて、オランダ各地では、様々なイベントが開催されます。
知る人ぞ知る。知られざるオランダ

まぁ一度、ぜひ覗いてみてください!


(byこどもアートかとう)

This entry was posted on 2016-12-01 and is filed under . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0. You can leave a response.

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