産学連動 Artroom project 「フラクサス」 × 京都造形芸術大学

2012年12月15日(土)・16日(日)
兵庫県伊丹市にあるイオンモール伊丹にて、
産学連動 Artroom project 「フラクサス」×京都造形芸術大学のメンバーによる

自分たちの食べたいクリスマスディナーを作ろう!
「マジカルディナー」ワークショップが開催されました。

 

今回は、フラクサス店内、京都造形芸術大学の学生さん25名が手がけた
クリスマスのショーウィンドウ前の広い通路が会場です。
ママのお買い物についてきた子どもたちが、「何あれ!やってみたい♪」
と続々ワークショップに参加してくれました。



まず、子どもたちはサンタさんからの手紙を受け取ります。
クリスマスにサンタさんに来てもらえますように!との願いを胸に
おいしいディナー作りのスタートです。


最初は、ディナープレート選び
ギザギザ や なみなみ、いろんな形に縁取られたお皿一枚選ぶのも子どもたちは真剣。
サンタの帽子をかぶった京都造形芸術大学のお姉さんたちにも
相談に乗ってもらいます。


さぁ、お皿が決まったら、次は、いよいよトッピング
色とりどりの毛糸やストロー、かわいい形のプリンやヨーグルトのカップ
キラキラした紙も用意されています。
「う〜ん、どうしようっ」と悩む子どもたちに、
「あとでまた取りにきてもいいよ」とお姉さんの声。
ひとまず、制作開始です。




6人がけのテーブルが6つ、たくさん設けられた席は
材料をかかえた子どもたちで、大盛況。


ボンドやテープで、布や糸などを自由にはり付けて
ケーキに、綿菓子、思い思いにディナーを作っていきます。
  

「あ!いいこと思いついた!」と叫んだ女の子は、
小さく刻んだストローでカラフルなピザに。
「どの色が好きなの?」と聞くと「全部!」ですって



「ここは、こーして!こーして!」
難しいところは、ママにも手伝ってもらいます。
「ん?リボンって難しいなぁ」と悪戦苦闘するママの姿も・・・


ママはお買い物中で、少しの間お手伝いを任されたパパ。
大きな手で、小さなケーキの飾りを丁寧に作ってくれていました。

一方、「夢中になりすぎて、娘があんまりしゃべってくれないんです…」と
ちょっぴり寂しげなパパの隣では、女の子が着々とディナーを作りあげていきます。


そして、子どもたちの想い描いた理想のディナーが次々と形になっていきます。



「楽しかった♪」と笑顔で応えてくれた宝塚市のユメちゃんは、
プリンにラーメン大好きなものをたくさん盛りつけました。

お姉ちゃんのマナカちゃんは、プレートに時計をデザインしたこだわり屋さんです。



でも、これで完成ではありません。


出来上がったディナーには、
「おいしくおいしく、おいしくな〜れ!」
と大きなフォークとスプーンで魔法をかけるんです。

すると・・・

**☆キラキラキラキラ〜☆**


魔法がかかって、もっともっとおいしくなったマジカルディナーが完成!
子どもたちは最高の笑顔で記念撮影。


思い出の写真は、ママにも嬉しいプレゼントになったようです。

○ 2人の娘さんが参加した西山さん(宝塚市)
  家では、こんなに材料を揃えるのは無理、大変ですよ!
  子どもたちも大喜びで良かった。

○ 4歳の娘さんと2人で参加した福原さん(大阪市)
  いろいろ考えていた子どもの姿にびっくり。
  手を出そうとしたら、「自分でやる!」と怒られました。

○ 親子4人で約1時間一緒に作り込んだ森田さん(伊丹市)
  たまたま通りかかって参加したんですが、みんなでしっかり楽しんじゃいました。
  そんなこと思いつく!?と子どもの発想には驚かされました。



子どもの発想に驚かされたのは、パパ・ママだけではありません。
ワークショップを企画した京都造形芸術大学の学生さんたちも、なんです。


普段子どもたちに接する機会の少ない、 空間演出デザイン学科の4人は、
ケーキに顔をつけたり、お皿にデコレーションしたり
「それをソコに使う!?」と子どもたちのアイデアに舌をまいたそう。
2回生の奥田美優さんは、
「これからは、制作するときに、子ども目線で考えたらどうなるか?
 と考えてみようと思う」
と子どもたちの発想力に刺激を受けたと話してくれました。


将来、保育園でアートを用いた教育をしたいという
子ども芸術学部2回生の山下智大さんは、
「意外と細かいところまで、こだわりを持って作ったり、
 独創的なアイデアを見せてくれたり、本当に、子どもはアーティストですね」
「アートに触れることで、普段見せない子どものいろんな可能性が引き出せると思う」
と夢への思いを改めて感じているようでした。


今回の学生さんたちを指導されたのは、京都造形芸術大学・芸術学部の関本徹生教授。
「参加者にとっては、学生ではなくプロ、その意識を持って
 社会の現場でいろんなことを学んでほしい」
「子どもたちは頭がやわらかい。学生たちも見習わないと」
とサンタ帽子をかぶり会場を手伝いながら、その成長ぶりを見守っておられました。





イルミネーションも子どもたちの瞳も
キラキラ輝くクリスマス
一緒になにか手作りしてみてはいかがですか?
子どもたちの魔法のような発想力に驚かされるかもしれませんよ



【イベント概要】
産学連動 Artroom project 「フラクサス」×京都造形芸術大学
「*マジカルディナー*」
日 程:2012年12月15日(土)・16日(日)
会 場:イオンモール伊丹
対 象:小学生以下のお子様
参加者:1日目 113名、2日目 126名
企画・参加学校:京都造形芸術大学
人数:学生25名
コーディネート:NPO法人こどもアート

■産学連動 Artroom project ワールド「フラクサス」×「大学」
わくわく、ドキドキ、ハプニングがテーマ。
全国で子供と楽しめるアートワークショップを大学と連携し展開
主に全国11ヶ所のイオンモール内に出店している「フラクサス」
というストアを舞台に開催。http://www.flaxus.jp/










This entry was posted on 2012-12-17 and is filed under ,,. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0. You can leave a response.

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