Nature&Art Picnic@京都御苑 Jun 


レポート。 自然の香りを集めよう!



『香り』から自然に触れる時間を過ごしました。 
まずは、庭先から持ち込んだ葉をみんなで手にしながら、
細かくちぎり、もんだり、天然アロマ。おしゃべりタイム。
 触覚、嗅覚、視覚が刺激され「これは何の匂いだろう?茎と葉は違う匂いだ。 
スパイス、ジンジャーみたい、どこかで嗅いだことのある匂い」
など各々の声があがります。



身体や五感で香りを体感し、次はそこから浮かぶイメージを描きました。
 嗅覚から感じたことやイメージをアウトプットする。
なかなか難しいかもしれませんが、集中してみると、
不思議となんだか湧いてくるものです。 
それぞれのユニークなイメージが浮かびました。


一方で、何か共通する部分もなんとなく感じられます。それも面白いところです。 
そしてその絵にポエムをつけました。 
「香りから昔の記憶が蘇る、アタマじゃなくて感覚から記憶に繋がる。それが面白い。
普段使わない回路が刺激される。 ひとりひとり違う、それぞれにとって違う香り、
同じでないことがあたりまえ。でも同じを求める自分がいる。みんな違っていいんだ。
心に留めておきたいな。
 においを嗅ぎすぎたのか?ちょっとアタマがくらくらする。
ポエムや絵に、自分のことがあらわされてて恥ずかしい気持ち。 

 


書きたいわけでもなかったが、なぜかこんなポエムが出てきた。
ポエムが自分の願望を表しているのかも?自然の神々しさは、すぐ身近に存在する。
アートを通して、普段とは違う自然の見方をすることからそれに気づいた。 



みんなピカピカ光るパウダー、まるまるっとした円、こんなイメージは共通。等、
面白い感想が出てきました。 
今日用いた葉っぱの正体は、レモン。
 レモンからこんな絵や言葉が生まれました!



こどもたちは、傍らで、すずめを追いかけたり、小川で水遊び、木登り、苔玉遊び、紙になぐりがきしたり、チョキチョキはさみを動かしたり、とママたちの創作の雰囲気に適当になじみながら、思い思いに遊んでいました。 
こども達には、やらせない、やりたくなったらどうぞ。そんなゆるい場です。 


その後は、森を散策。好きな香りを集めて利き酒ならぬ、『聞き香』タイム。 
集めてみるとなかなかステキ! いろいろな香りに心や言葉、身体がおどりました。
香道には聞香、香りを聞く。俳句で表現する遊びがあるそうです。 
御苑の森で、平安貴族の気分。 ”静寂“から聞こえてくるその自然の香り、響きに耳を澄まし、何か各々のギフト受け取る機会になりました。 

 

さいごに、ある男の子が、たまたま並んでいた3枚の葉をミにみたて、
ドレミファ、、、と枝木で文字を作り遊んでいました。
『香りを聞く』 こんなシンクロニシティ! 
こどもたちとも何か響きあえたのかなと思う瞬間でした。

 次回は、7月2日(日)です。お楽しみに。

This entry was posted on 2023-06-27 and is filed under ,,,. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0. You can leave a response.

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