レポート。
自然の香りを集めよう!
『香り』から自然に触れる時間を過ごしました。
まずは、庭先から持ち込んだ葉をみんなで手にしながら、
細かくちぎり、もんだり、天然アロマ。おしゃべりタイム。
触覚、嗅覚、視覚が刺激され「これは何の匂いだろう?茎と葉は違う匂いだ。
スパイス、ジンジャーみたい、どこかで嗅いだことのある匂い」
など各々の声があがります。
身体や五感で香りを体感し、次はそこから浮かぶイメージを描きました。
嗅覚から感じたことやイメージをアウトプットする。
なかなか難しいかもしれませんが、集中してみると、
不思議となんだか湧いてくるものです。
それぞれのユニークなイメージが浮かびました。
一方で、何か共通する部分もなんとなく感じられます。それも面白いところです。
そしてその絵にポエムをつけました。
「香りから昔の記憶が蘇る、アタマじゃなくて感覚から記憶に繋がる。それが面白い。
普段使わない回路が刺激される。 ひとりひとり違う、それぞれにとって違う香り、
同じでないことがあたりまえ。でも同じを求める自分がいる。みんな違っていいんだ。
心に留めておきたいな。
においを嗅ぎすぎたのか?ちょっとアタマがくらくらする。
ポエムや絵に、自分のことがあらわされてて恥ずかしい気持ち。
書きたいわけでもなかったが、なぜかこんなポエムが出てきた。
ポエムが自分の願望を表しているのかも?自然の神々しさは、すぐ身近に存在する。
アートを通して、普段とは違う自然の見方をすることからそれに気づいた。
みんなピカピカ光るパウダー、まるまるっとした円、こんなイメージは共通。等、
面白い感想が出てきました。
今日用いた葉っぱの正体は、レモン。
レモンからこんな絵や言葉が生まれました!
こどもたちは、傍らで、すずめを追いかけたり、小川で水遊び、木登り、苔玉遊び、紙になぐりがきしたり、チョキチョキはさみを動かしたり、とママたちの創作の雰囲気に適当になじみながら、思い思いに遊んでいました。
こども達には、やらせない、やりたくなったらどうぞ。そんなゆるい場です。
その後は、森を散策。好きな香りを集めて利き酒ならぬ、『聞き香』タイム。
集めてみるとなかなかステキ!
いろいろな香りに心や言葉、身体がおどりました。
香道には聞香、香りを聞く。俳句で表現する遊びがあるそうです。
御苑の森で、平安貴族の気分。
”静寂“から聞こえてくるその自然の香り、響きに耳を澄まし、何か各々のギフト受け取る機会になりました。
さいごに、ある男の子が、たまたま並んでいた3枚の葉をミにみたて、
ドレミファ、、、と枝木で文字を作り遊んでいました。
『香りを聞く』
こんなシンクロニシティ!
こどもたちとも何か響きあえたのかなと思う瞬間でした。
次回は、7月2日(日)です。お楽しみに。