タッチケアとART

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レポート

『からだにふれる・こころにふれる・いのちにふれるタッチケア』





vol.3

2023.9.27(水10:3012:00@まある助産所にて行いました。


助産所で行うことに意味を感じています。

「ここに来るとこどもが安心して私の側を離れてくれる。新しいことにチャレンジしていく。」

こんなママの声をよく聴きます。

まさに、@まある助産所マジック。

ママが安心できる場所、こどももリラックスするんですね。

そんな環境の中で、実施するタッチケアとART。


身体の緊張が緩み、自分のコアに繋がりやすくなります。

また、はじめて集う仲間との関係もスムーズになります。整えられている贅沢な機会です。





今回もタッチで、ゆっくりと身体に触れることからはじまります。

忙しい日々、立ち止まる瞬間は貴重な時間。

手で触れて、身体の内側に耳を澄まします。


不思議なことに

「わたしの足、行きたいところにいくためにある」

「目を温めて」

身体からのメッセージが響きます。身体は、叡智を持っている

まさにそんなことかもしれません。

みんなそれぞれ、いろんな気づきに誘われたのではないでしょうか?


さぁ、ここからはARTタイム。


今、経験したこと、感じたことなど、なんでもOK.

久しぶりに手にする絵の具と筆、

思うままに走らせてみましょう。


「白い紙はあなただけの自由開放区」

上手い下手など、ジャッジしない、失敗成功もない。

大胆にやってみましょう!






ママたち夢中になり、試行錯誤、想い想いのユニークな表現がうまれていきます。

いつもは誰かに振り回されているけれど、この瞬間はわたしだけのわたしを表現する時間。

ささやかな感覚、直感に出会う瞬間。

チャレンジする機会。

与えられる紙は、すべてが自由。



思い切りのよいママに刺激を受け、いつもより遊び心が弾みます。


つぎは、できた絵が語ることをポエムにしてみます。

案外、すらすらっと言葉が出てきます。

「あーこういうことね!やっぱりこうか」自分自身の確認作業になった。

「以外な発見!」驚きを楽しむことなんだ。

「美しいポエム」実は文章得意です。

「もっと汚したい」普段は無駄がきらいなんだけど。

「こどもとわたし」


etc.

それぞれが、それぞれのギフトを受け取ることができたのではないでしょうか。






 

セルフケア、自分は自分のことを知っている。

ARTはそれを映し出してくれるツール。


誰もの生活に役立てるARTがある。

誰もそんなこと教えてくれなかった。わたしもそのひとり。


新しい視点、ぜひ経験してもらいたいです。





今日のランチは、まある助産所食事担当ハグミーさんの試食ランチ。

秋の味覚を楽しみました。

ごちそうさまでした。


◉企画

タッチケア 大隈美緒

助産師 大島智美

ART  かとうゆみ


主催 ぬくぬくの森

協力 まある助産院


お問い合わせは、お気軽にどうぞ。

asonabi@gmail.com



(by こどもアート かとうゆみ)







タッチケアとART ①京都府植物園 ②まある助産所

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 妊婦さんと胎児ちゃんのタッチケア×ドローイングのレポート

『からだにふれる・こころにふれる・いのちにふれるタッチケア』




vol1. 

2023.4/14()10:3012:00@京都府立植物園(芝生の広場)

自然に囲まれた植物園にて、行いました。

妊娠中のお母さんが、自分の身体にふれることを通して、お腹の中のあかちゃんにもふれる、子育て中のお母さんがこどもに想いを寄せて自身にふれる時間を持ちました。

身体に触れることを丁寧にじっくり行うタッチケア、そして感覚や感じたことから湧き上がるイメージを言葉にしたり、カタチにしたり、描いたりするART







触れる肌感覚からは、身体の内部を透視してみていたような体験、細胞レベルの話しが出てきたり、あら不思議⁈親と子の描いていた絵が繋がったり。

みんなとシェアするうちにふと⁈妊娠中の思い出が降りてくる。自然界にも守られている。など、なんとなく朧げに感じていることが、タッチや表現を通して、じわじわっと表に出てくる時間となりました。

植物園の場に触発されるように、表現や描かれる絵も壮大なイメージ。個を超える自然の世界観にも触れる機会となりました。

後日、お腹の中の赤ちゃんからメッセージがありました。という報告もあり。ひとそれぞれのギフトを受け取る機会になりました。



中嶋商店のお弁当




vol.2 

2023.6/8(木)10:3012:00@まある助産所

にて行いました。



ゆっくり呼吸を整え、タッチケアの誘導からはじまりました。手の温かさ、身体の動きや振動、微細な感覚にフォーカス。普段、なかなか気づかない身体を経験します。

そして味わい感じたことをARTでアウトプットします。










なかなか描き慣れなく、手が進まないなぁという声もありますが、仲間の様子から刺激を受け、クレヨンを走らせます。あー意外とできちゃった!

空っぽになりたい。傍らで赤ちゃんが遊んでいる。想いをビジュアルにして描きだす。

やっぱり、これこれ!っとあらためて実感する機会になったり。





実習生も飛び入り参加、緊張の日々、今の自分をARTでさらけ出し、何だかホッとした雰囲気に包まれたり。

これは、今の私の身体をあらわしている。ケアしよう。

妊娠中のこどもの感覚!わたしではなくて。

など、いろんな状況にあるそれぞれの参加者は、

タッチケアやARTを通して、いろいろな気づきをえました。




この場にいる仲間との触れ合いの度合いが深まり、会話もどんどんはずみました。

身体からの声を聴く。赤ちゃんとのふれあいからは、妊娠期の過ごし方、出産、育児が少しでも楽になればと願っています。






妊娠、出産、育児、様々な変化をよぎなくされるこの時期、心も身体もフル回転。
ゆっくり立ち止まり自分を見つめる時間、
言葉にならない想いをどっと吐き出せる表現活動
ありのままが受け入れられる場

「こんなARTからのギフトがあるんだ!」

アーティストだから、絵が上手、下手だから、
そんなことは全く関係ない。
全てのひとの生活に役立てるARTがあるんです。

新しい見方に出会ってもらいたい。
そんな想いからこの企画を発起します。








◉企画

タッチケア 大隈美緒

助産師 大島智美

ART  かとうゆみ


主催 ぬくぬくの森

協力 まある助産院



(by こどもアート かとう)




お産とART

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『わたしとこどもの"土"ドローイング』



新たな命を授かり、わたしから母へ。このドラマチックな瞬間こそ、

"OUT of CONTROL! !‘’

未知なる母と子の出会いを遊び、ドローイングしてみましょう!

こんな企画をしました。


テーマは、お産とART、

素材には、土を持ち込みました。


京都市内近郊、いろいろな場所(公園、川、山、森など)から土を採取。ふるいにかけて天日干し。乳鉢で粉状にした土を準備。

美しい色合いに感動しました。



また、ドローイングを豊かにするため、お産にまつわるキーワードを並べいろいろな描画の仕方、道具を揃え、ガイドを付け加えました。



OUT of CONTROL 

RESONATE 共鳴

LIGHT 光

EARTH 大地



さあ、ここからはみんなの出番。

親子で土絵の具づくり!

好みの土を何種類かパレットにとり、のりをまぜオリジナル土絵の具をつくります。



いろんな色が生まれていきます。

茶色、濃茶、黄色味の茶色、赤やオレンジ味、緑やグレー、砂の白味など。


こどもたちの腕がなりました。

勢いよく土に向かう姿勢は、力強ささえ感じます。

おとなより、うーんと大胆に。

ドローイングがはじまります。

かっこいい!






土を直接掴んで、紙の上に。

のりをドバーッと。水もドバーッと。土が生み出す模様や表情の変化を遊び、いろんな描き方を想い想いに楽しみました。






出来上がった作品に、ライトをあててみます。
これまた「きれい!」
土の表情がもっと鮮明に、惹き込まれるような美しさです。




ママからは、お産を思い出し、ググッと熱くなるものをドローイングから感じた。ARTってこういうことを体験できた。

こどもたちの固定概念のなさに学んだ。

土に触れて気持ち良い。土の表現色合いに癒される。とってもきれい。

余計に手を入れないのが美しい。

細胞みたいなカタチになった。
土は私たち自身を表現するようだ。

etc.そんな感想を頂きました。

TOPの写真は、デモンストレーションの際、デカルコマニーにて偶然できた作品です。
まさに、お産とARTそのものとなりました。

こんなミラクルに出会えるのがART。


 
また、お産というテーマから、筒状のテキスタイルをくぐって遊んだり、おおきなビニールを使い、膜に覆われた感覚を体験してみたり、赤ちゃんの心音を聴いたり、身体を動かした、遊びもしました。


テキスタイルを、くぐりぬいたママにみんなが
「おめでとう」
なんだかうれしかった。との感想。
こうして、この世に出てきたんだよね。改めて経験する機会はほとんどありません。
どんな気持ちが湧き上がるのでしょう?







花辺の空間と合間って、こどもたち、ママやパパとの温かな時間が流れていました。





◉お産とART

2022.11/16()

午前の部10.30-11.30

午後の部13.30-14.30


会場

花辺(左京区下鴨北茶ノ木町25-3

https://hanabekyoto.com



◎企画

かとうゆみ(NPOこどもアート)

やまなかかよ(助産師)


サポーター

託児.保育サポート あっぷっぷのみなさん