Archive for 4月 2011

被災地支援イベント

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◎福島へ届けよう
応援旗「鯉のぼり」をつくろう!

2011年4月30日(土)
京都造形芸術大学のお部屋をおかりして、
福島へ届ける、メッセージ‘鯉のぼり’を制作しました。



こどもからおとなまで、約40~50人、有志のみなさまが参加、
思い思いの‘鯉のぼり’をつくりました。



こどもたち



ママも



パパも



学生さんも




思い思いのメッセージを描きました。




こどもたちのお絵かきがならぶ、がんばろう日本‘鯉のぼり’




力強い‘鯉のぼり’



ひと針、ひと針、想いを込めます。




すてきな‘鯉のぼり’が出来上がりました。




みんなの心がひとつになって、作り上げられた‘こいのぼり’
明日に向かって 「鯉」のように登り始めるエネルギーを福島へお送りします。



今回、多くのみなさまにお力添えを頂き、
京都からも心暖まるエネルギーを福島へお送りすることができました。
心より感謝申し上げます。

今後も引き続き、被災地の応援をしてまいります。
ご協力のほどよろしくお願いいたします。

被災地の一日も早い復興を心より祈念いたします。


■協力
京都造形芸術大学こども芸術学科
全世界子どものラクガキ保存会
株式会社パールトーン
太陽工業株式会社
NPO法人こどもアート
その他、有志メンバー

※福島での鯉のぼりプロジェクト
http://www.wa-art.com/koi/

(by NPO法人こどもアート かとう)

福島へ、応援旗「鯉のぼり」を送ろう!

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◎福島へ届けよう
応援旗「鯉のぼり」をつくろう!

福島大学の先生と福島市の商工会の方々と一緒に、
立ち上がったプロジェクトを応援したいと思います。
福島の町中が、風評被害もあり、寂しい状況のなか、
子どもたちやアーティ ストの方々が描いた鯉のぼりを応援旗として飾る活動です。
5月1日、こどもの日前後から、一ヶ月間、町中広場で、鯉のぼりが展示されるそうです。
そこで、京都からも「メッセージ鯉のぼり」をみんなで制作、
福島へお送りしたいと思います。
ご賛同頂けるみなさま、ぜひご参加ください。

□とき:4月30日(土)10時半~15時頃 
□ところ:京都造形芸術大学至誠館 S41教室

□企画内容
1)外に飾ることを想定した素材(生地)・・・布、不織布、アクリルなど
2)「鯉のぼり」の大きさ ・・・35cm×75cm/尻尾10cm
3) 描く作品の顔の形、色、文字(メッセージの言葉)の有無は自由
4) 御送り頂いた作品は、来年の福島現代美術ビエンナーレで展示し、
  福島大学に収蔵することをご了解願います

□持ち物:画材は、それぞれ使えそうなものを持ち寄りとします。
     何もお持ちでない方の参加も歓迎です。

※福島までの郵送料はカンパ制とします。

◆連絡先

かとうゆみ(NPO法人こどもアート)
090-4440-5670

産学連動 Artroom project ワールド「フラクサス」×「名古屋芸術大」

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2011年4月9日(土)・10日(日) 
名古屋の北西端に位置する、mozo ワンダーシティで開催された、
産学連動 Artroom project ワールド「フラクサス」×「名古屋芸術大」へお伺いしました。


以前は工場が立ち並ぶ立地、近年はマンションなどの住宅地へ土地利用が進み、
地域の多様なニーズとともに3年前に新しく生まれ変わったショッピングモールです。
名古屋の中心街を結ぶ、地下鉄や私鉄も乗り入れ、
駅から徒歩約5分。至近の距離にあるとともに、
国道や、県道に接道する、公共交通機関や車両のアクセスに恵まれたところです。

上質なファッションブランド、トレンドファッション、
キッズ・ファミリー、スポーツ、カルチャー、フードまで、
幅広い世代層に支持されるお店が1F~4Fまでずらりと並んでいます。


その一角、名古屋初出店、高感度でおしゃれなライフスタイルを提案する
「FLAXUS」ストア前にて、小学生を対象とした、アートワークショップが行われました。
名古屋芸術大学のスペース、ビジュアルデザインなどを学ぶ大学生、サポーター総勢15名により、制作されたウインドウ、ワークショップです。

テーマは「春のおとずれ」
森や林では、芽が出てきたり、花が咲いたり、
生き物が目を覚ましたり、何かが動き、生まれてくる。
そんな感覚をこどもたちと一緒にカタチにしたい。
森に見立てた街に、あかりを灯すワークショップが考えられました。


ワークショップリーダー服部さんは、
遊びやものを作ることを通して、身近なモノの見方や視点が少し変わり、暮らしが楽しくなる。ボタン1つで済んでしまうことも、ちょっとした工夫で楽しみが見いだせる。自分で作れる。
今回は「あかり」に触れることから、暮らしを楽しむきかっけを感じてもらえればと語ります。

○「あかりの森をつくろう」
1、ダンボールを使い、小さなあかり(ランプ)台を作ります。
2、シートにクレヨンで思い思いの模様を描きランプシェードをつくります。



ボンドを練って、蛍光灯に貼って乾かします。
乾いたら、ペラペラっとシートをはがします。


円錐型にかたちを整え、電球のあかりにかぶせます。ランプツリーの完成です。


みんなが作ったランプであかりの森を作ります。
小さな森がキラキラ輝いています。


最後に、あかりの森で記念撮影。
こどもたちは、大喜び。お母さん、お父さん、おばあちゃん、
おじいちゃんも笑顔が溢れます。


○こどもたちは・・・
どんなものが出来上がるのか、わくわく
お絵描きだってこんなに楽しい。



ひとつ、ひとつ丁寧に、大好きなものを描きます。


ぐるぐるなぐり描きも、すてきな模様に。
あかりが灯る瞬間は、やった!できた!
こどもたちの達成感も膨らみます。


「いいのできたね~」
「かわいい」
「どっちがいい?」



思い思いのあかりが出来がりました。


○ママやパパの声


買い物だけでは、こどもが飽きてしまいます。
何か面白そうだなっと思い参加しました。

ランプを作るのは、はじめてです。
「あかり」ってあらためてきれいですね!

学校では、決められた時間内に作品を仕上げなくてはならないので、
納得するまでできなくて、途中であきらめているようなところが見られます。
この子らしくないなぁって思う作品もよくあります。
こうしたイベントやおうちでは、納得するまでできるので、
楽しそうです。
(フラワー講師40代お母さん)

前回のワークショップに参加しました。
上小田井でもワークショップがあることをお聞きし、
こどもが「行きたい、行きたい」というので来ました。
(木曽川キリオでのワークショップにも参加したご家族)

うちはリフォーム工務店。
廃材を使った工作など、うちでもこどもたちとしていますよ~
(50代お父さん)

関東から避難してきています。
こどもがストレスを抱えているので、発散できてよいです。
こうした企画もよいけれど、都会ならば、土を使ったり、緑に触れたり、
自然体験できるといいなぁ~
(建築家40代お父さん)


○学生の感想

みんなで一緒に何かを考え作っていく。そんなことに関わりたかったので参加しました。
こどもとの関わり方に、はじめは戸惑いました。
ちょっとずつ、こどもたちと通じたときには感激しました。
こどもの「みて!みて!」という言葉を聞いたとき、とてもうれしかったです。
やってよかったと思いました。


「できたよ」そんな言葉に感動しました。
自分が楽しむことと、こどもたちの制作をサポートすることと、
両方を同時にすることが難しかったです。
こどもと触れ合えて、とてもよい経験ができました。


○通り行くお客さま
「面白いことしてるね~ どうやってつくるの?教えて」
おうちでやってみます。」
素材の面白さに興味深々。


サクラ満開の週末
こどもから、お年寄りまで、
みんなの笑顔の花が咲きほこりました。

イオンモールの中でも、比較的高級志向のショッピングモール。
おしゃれなお客さまが訪れています。
ミニコンサート、こども工作コーナー、健康コーナーなどモール内には、
さまざまな催しが開催されていました。

ネット社会が進む中、個々のリアルな声は、容易に人から人へ伝えられます。
真に人々の共感をよぶ体験、口コミなどは、大衆に向けられた広告や宣伝より、
人々を動かす力になりうるのではないでしょうか?

都会の巨大なショッピングセンター
近隣に住むひとにとっては、交通渋滞やポイ捨てなど、多くの問題とも隣り合わせです。
クリーン活動をはじめ、防犯体制、地域社会の一員としての活動が求められます。
その土地、その土地にあったあり方、関わり方が大切です。

地域とのコミュニケーション
アートはその触媒となれるのではないでしょうか?
アートを志す人材の活用、活躍の場は、人々の生きる現場にたくさんあると思います。
表現できる場、表現のツールも無限です。
自分たちの活躍の場、仕事はもっと創りだせる!

全国で株式会社ワールドが展開する産学連動ワークショップの活動は、
そのチャンスや舞台を社会に問い、開かれたものにするモデル的な試みでもあります。

みなさま、もっとアートの可能性を体感してみませんか?
私たちは、そんなお手伝いをします。


【イベント概要】
産学連動 Artroom project ワールド「フラクサス」×「名古屋芸術大」
題名:「あかりの森をつくろう」
日時:4月9日(土)・10日(日)
時間:①11:00~ ②15:00~
所在地:愛知県名古屋市西区二方町40番地 1059
mozo ワンダーシティ1F
http://www.mozo-wondercity.com/access/
(名鉄・地下鉄 上小田井駅北口から徒歩5分、南口よりシャトルバス運行中)

場所:フラクサス前スペース
対象:小学生


■産学連動 Artroom project ワールド「フラクサス」×「大学」
わくわく、ドキドキ、ハプニングがテーマ。
全国で子供と楽しめるアートワークショップを大学と連携し展開。
主に全国11ヶ所のイオンモール内に出店している「フラクサス」というストアを舞台に開催。 http://www.flaxus.jp

(NPO法人こどもアート 加藤ゆみ)

産学連動 Artroom project ワールド「フラクサス」×「滋賀県立大」

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2011年4月2日(土)・3日(日) 
名古屋から電車で30分ほど、名古屋の北西部、
愛知県一宮市木曽川町にある、イオンモール木曽川で開催された、
産学連動 Artroom project ワールド「フラクサス」×「滋賀県立大」
のイベントへお伺いしました。


かつては繊維の町としてにぎわいをみせた一宮、
紡績工場跡地に建てられた、東海地区最大級のショッピングセンター。
総合スーパー、ファッション、グルメ、雑貨などの専門店、
映画館、アミューズメントも充実しています。
その一角、「フラクサス」というストアを舞台に
小学生を対象とした、アートワークショップが行われました。


今回、滋賀県立大学の生活デザイン、
建築などを学ぶ大学院生、大学生、総勢17名により、
約10カ月間かけて練り上げられたウインドウのデザイン、
ワークショップのお披露目です。



「繊維の街一宮という土地柄をいかし、あらたな息吹を注ぎたい」
そう思いを語る学生リーダー(新森さん)は、
人と人が直接触れあえる場にこそ、学びはあると語ります。
滋賀での地域活性プロジェクトと、
繊維の街一宮でのワークショップ、
その出会いを‘花ずきんちゃん’というキャラクターで表現。
たくさんの古着で作られるコサージュをあしらい、
こどもたちと一緒に、色とりどりの花を咲かせました。

○着ぐるみマスコット‘花ずきんちゃん’
卒業制作、滋賀の名産、ふなずしをPRする為につくられた
‘ふなずきんちゃん’滋賀と愛知(一宮)のご縁が、
こんなカタチで表現されました。

頭巾には、古着回収業者から古着を集め、
ひとつひとつ学生の手によって手作りされた、
たくさんのコサージュがあしらわれています。


○ワークショップ 
‘花ずきんちゃん’と一緒に、コサージュ<咲来(さっくる)>を作ろう!


短冊状の布切れを波縫い、ちくちく、ちくちく


くるくる巻き巻き、ハイ完成!
こどももおとなも、ひと針、ひと針、夢中になって
コサージュ<咲来(さっくる)>をつくりました。


髪ゴムに、ブローチに、マグネットに、
思い思いのコサージュが出来上がりました。


完成したらハイポーズ!‘花ずきんちゃん’と記念撮影。
こどもたちは、大喜び。お母さん、お父さん、おばあちゃん、
おじいちゃんも笑顔が溢れます。


大人気の‘花ずきんちゃん’にこどもたちは、べったり。
頭巾のコサージュは、とっても触り心地がよさそうです。


「素敵だね~かわいいのできてよかったね!」
「ママの、わたしの、どっちが似あう?」
「わたしのお花は、○○○っていうの、ママのは?」
「ぼくのみてみて、かっこいいでしょ」
出来上がったコサージュに、笑顔がこぼれ、親子の会話もはずみます。



30代のお母さんは、
娘さんと一緒にコサージュをつくり、
「普段はお家にいるとやることがたくさんあって、
なかなかできません。でもやっぱり、手作りっていいな、
面白いなぁって感じます。」



おばあちゃんは、
お孫さんと一緒に参加。
「おうちでも簡単にできますね~昔は針をよくつかいました。
孫とこんなことができてうれしいです」


おじいちゃん
「孫が喜ぶわぁ。お花、綺麗だな!」


○天井
赤や黄、緑や青、古着をつかったコサージュで飾られた作品が
展示されています。こうした空間演出は、ワークショップの場の雰囲気を盛りたてます。


しかしながら、
「手元の作業で天井のお花に気がつかなかった。
言われてはじめて気がついた。」そんな声もありました。


○ショーウィンドウ
クリーニング屋さんで受け取りに来られなかった
ワイシャツたちが、学生さんにより、大変身。
真っ白なコサージュ畑に、華やかなワイシャツの花を咲かせ、
ショーウィンドウが飾られています。



今回のワークショップを実施する学生さんは、
デザインや設計を学ぶ私たちにとって、
直接人に関わり、反応が見られる場はとても少ないので、貴重な経験です。
現場から発想する。学校だけでは学べないすばらしい実践の場となっています。
企業の方、仲間のメンバーと一緒に、企画を進めていくことははじめての経験で
学びは大きかったです。




全国で展開される産学連動ワークショップ、
他大学の取り組みは、とても気になります。
刺激を受けるし、お互い触れあう機会があればうれしいです。
こどもの笑顔に触れられるのがなんともうれしいです。
やってよかったと感動します。



通り行く買い物客からは、
「いつもやってるのですか?面白い取り組みですね」
「今度はいつですか?」
期待を寄せる言葉が出ていました。

サクラの開花より一足早く
こどもから、お年寄りまで、
家族ずれでにぎわう週末のモール内、
みんなの笑顔の花が咲きほこりました。


近年、郊外に増えている大型ショッピングモール。
地元の駅前商店街や小店舗が軒並みシャッターを降ろす一方
週末には、何万人ものひとが訪れ、一日中楽しみます。
今回は、そうした商業施設の在り方、家族の時間の過ごし方ついて、考えさせられる契機となりました。モール内では、近所のお知り合いどうし、「こんにちは」「やあ!」っと顔を合わせ、あいさつする姿もよく見かけました。
つまり、新しい街のスポット、車社会のステーション。
地域の中で育まれてきた機能、文化こそが、新たな商業施設に求められているのではないでしょうか?
ハードの建築、商業空間のデザインのみ手を加えられとって替わるだけでは、真に人々の心をつかみ続けることは難しい。どこにいっても、変わりばえしないショッピングモールでは、いつか限界がくるのでは。

そこに住むまちの人々が、主人公になれるような場づくり。
それをサポートしたり、演出できるような要素があって欲しい。
そんな価値をつくっていくことに、閃きを感じました。



今回、全国で株式会社ワールドが展開する
産学連動 Artroom projecct ワールド「フラクサス」×「大学」の活動は、
そんな試みの先駆的モデルとなる企画です。
地方分権が進む社会情勢の中、大企業が、地方や地域でどう受け入れられていくか?
どうあるべきか? 次のあるべき姿を問う、機会でもあります。

NPO法人こどもアートは、
暮らしの見直し、新たらしいまちの在り方を、こどもたちと一緒に考えていきます。
こどもたちの笑顔の花が咲きほこる。そんな街づくりをお手伝いしたいと思います。

※さらに詳しくはこちらをご覧ください。
こどもアート


【イベント概要】

産学連動 Artroom project ワールド「フラクサス」×「滋賀県立大」

題名:「作さっくる!~はなずきんちゃんと一緒に
   古着から作るコサージュ<咲来(さっくる)>を作ろう~」
日時:4月2日(土)・3日(日) 
   ①11時~12時 ②14時~15時 ③15時~16時

所在地:愛知県一宮市木曽川町黒田字南八ッヶ池25-1
    イオンモール木曽川キリオ1F
    http://kisogawa-kirio.aeonmall.com/access/
    (名鉄 黒田駅から徒歩3分、JR木曽川駅から徒歩10分)
場所:フラクサスウィンドウ前
対象:小学生

■産学連動 Artroom project ワールド「フラクサス」×「大学」
わくわく、ドキドキ、ハプニングがテーマ。
全国で子供と楽しめるアートワークショップを大学と連携し展開。
主に全国11ヶ所のイオンモール内に出店している「フラクサス」というストアを舞台に開催。 http://www.flaxus.jp

(NPO法人こどもアート 加藤ゆみ)