2019年、本年もよろしくお願いいたします。
廃材をこどもたちのアート活動に利活用する取組 Gurure:(ぐるり)
2018秋より、京都市北区千本北大路
1000KITAのラジオミックス京都・サテライトスタジオを拠点に
ご提供頂いた廃材・端材(まちゴミ)のストックヤード、
オープンスタジオ等、実験的な取り組みを行っています。
ますます『ごみ』は、大きな社会問題です。
ささやかですが、『捨てられるもの』が、こどもたちの遊び学びの資源に変わる。
‘ごみ’への見方、関わり方の意識が変わる。
日常の楽しみがちょっと膨らむ。
夢中になる時間を取り戻すなど。
いろんな願いを抱きながら、未知なる展開を楽しみたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
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マテリアルの森へようこそ 冬の連続企画 レポート
まちゴミ使ってナニしょ!?
2018.12/16(日)クリスマス、お正月を前に、自然素材を集め、
冬のお飾りづくりを、京都市北いきいき市民活動センターにて行いました。
わらを木槌でトントンたたき、わらを扱いやすくします。
両手を使い、2本の束をひねり、しめ縄をつくります。
いざ自分で作ってみるとなかなか難しい。
両手を交互に動かし、手と身体を使いこなす、タイミング、リズム感が大事です。
こつを得るまで、何度も何度も繰り返す。
しめらせたわらの感触、香りもなんともいえない。
ものの履歴をたどることで、ものへの関わり方がぐーんと変わります。
神様をお迎えするためのお飾り。
日本に伝わる、お飾りの習慣を見直す機会に。
また、伝統的なお正月の飾りに不可欠なしだの葉。
「うらじろ」と呼ばれるもので、葉の裏が白く、心に裏や偽りがのない純白なことを示すそうです。
普段、当たり前に目にしているデザインには、自然の叡智、先人たちからの知恵、
いろんな意味が込められていることに、あらためて気づかされます。
他にも、つる、木の枝、木の皮、南天、たけ、麻、いぐさ(畳の端)、まつぽっくり、木の織物の端、
また、形状がもじゃもじゃしていて素材として使いやすい、ヒカゲノカズラ(シダ植物)他。
会場の京都市北いきいき市民活動センターから北部へ、
京都市北区の山間エリア、雲ケ畑、氷室をはじめ、
多くの皆様のご協力のもと、いろいろな素材が集められました。
こどもたち
お母さんも
ぼく・わたしならではのお飾りをつくろう!
「神社みたいな・・・・」
過去~未来のかけあわせ、いろいろな作品が仕上がりました。
こども~お年寄りまで、いろんな世代の方々とともに豊かなひと時を過ごしました。
【感 想】
・すごい楽しかったです。こどもたちには少し難しかった様な。でも、良い思い出です。カップのツリーよかったです。ものづくりいいですね。今の子どもたちはAI、パソコンはすぐに手に入るので、親も与えてしまいがち。色々な方々に助けられ、これから将来あるこどもたちに地域でバックアップできる北区すばらしいと思います。ありがとうございました。
・しめ縄の作り方を丁寧に教えてもらえたので良かったです。面白い素材がたくさんあるのに、自分のアイデアがなかなか浮かばす難しいなと思います。こどもたちの発想に頼りたいです。次は服を作ってみたいです。
・色々なもので、様々な物が作れるのが楽しく、娘も集中していた。
・とても楽しかったです。はじめはどうしたら良いか分からなかったけど、イメージが広がっていくと、材料が多くあったので作りながら楽しい作品が出来ました。こどものように制限なく自由にのびのびできるように頭を軽くしたい。ボンドではくっつきにくかったので、各テーブルに一つグル―ガンがあると良い。なかなかイメージできない人やこどもように作品例があるとよい。
親切丁寧に教えて下さり、ありがとうございました。とても楽しく次回も参加したいです。
・とても楽しい時間をすごせました。廃材利用などでもすばらしい物ができることを知りました。おもちをいただきありがとうございました。
(※アンケートより)
【概 要】
マテリアルの森へようこそ 冬の連続企画
まちゴミ使ってナニしょ!?
12/16(日)冬のお飾りづくり
ー手わざと自然素材ー
日本には、すばらしいお飾りの習慣があります。身近になじみのある自然素材に触れ(わら、木の枝、皮、たけ、つる、麻、いぐさ等)、手わざを学び、ぼく・わたしならではのお飾りをつくろう!
参加者 午前の部10:30-、 17名
午後の部13:30- 18名
対象:こども~おとな
参加費 100円/人、幼児(小学生以下)親子で100円
会場 京都市北いきいき市民活動センター
主催:京都市北いきいき市民活動センター
共催:GuRuRe:(ぐるり)プロジェクト(NPO法人こどもアート)